大谷翔平が得た「世界最高の選手のオーラ」 米識者が実感したトラウトの称号“継承”
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が閉幕し、米大リーグ(MLB)の開幕が30日(日本時間31日)に迫っている。今季の順位や各アワードの行方を予想する番組に出演した2人の米識者がエンゼルス・大谷翔平投手の魅力について力説。WBC決勝で同僚のマイク・トラウト外野手から三振を奪った場面を振り返り、「『球界最高の選手』が文字通り手渡された瞬間」「明らかに世界最高の選手というオーラを得た」と絶賛している。
米ブックメーカーの今季展望番組で大谷翔平の魅力を力説
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が閉幕し、米大リーグ(MLB)の開幕が30日(日本時間31日)に迫っている。今季の順位や各アワードの行方を予想する番組に出演した2人の米識者がエンゼルス・大谷翔平投手の魅力について力説。WBC決勝で同僚のマイク・トラウト外野手から三振を奪った場面を振り返り、「『球界最高の選手』が文字通り手渡された瞬間」「明らかに世界最高の選手というオーラを得た」と絶賛している。
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MLBの今季展望について話していても、WBCの名場面を語らずにはいられなかった。米ブックメーカー「ファンデュエル」のYouTube番組「2023年MLBシーズンプレビュー」に出演したのは、「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏と、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のアナリスト、ベン・バーランダー氏。ア・リーグの各地区順位やサイ・ヤング賞等アワードの受賞者を予想。MVP争いに話が及ぶと、2人は大谷の名前を連呼した。
ファンデュエルのオッズでも大谷は+220でMVPの最有力候補に。2位はヤンキースのアーロン・ジャッジの+700、3位はトラウトの+800と紹介された。バーランダー氏は「間違いない。+220はショウヘイ・オオタニのような男にとっては狂気だ。儲けものだと思う」と1番人気でもまだオッズが高すぎると強調。「彼がここ2年と同じような活躍をすれば、他の選手は70本塁打とか打たないとMVP争いの話題に加わることすらできない」と主張した。
フリードマン氏も「彼は世界最高の野球選手の地位を確固たるものにしたと思う」と同調。「あのようなステージ(WBC)でみんな彼を見たわけだが、祝福している彼の姿を見た私の最初の感想は『これが世界最高の野球選手だ』というものだった。野球にとって本当に素晴らしい選手。みんな彼がオーラをまとったことに気づいたと思う。彼が明らかに最高の選手だとね」と力説した。
これに対し、バーランダー氏はWBC決勝の最後の打席となったトラウトとの対戦に言及。「あの場面は文字通り、球界最高の選手が手渡された瞬間のようだった」と回想した。トラウトが「最高の選手」であるという共通認識が10年間にわたってあり、今でもその実力は健在であると強調しながらも「あの瞬間は象徴的だった」と“禅譲”され、新たな大谷を感じさせるものだったと頷いた。
(THE ANSWER編集部)