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現場で体感、大谷翔平の空気変えるフリー打撃の凄み 大物OBも米記者も皆、息を呑んだ

MLB公式記者「あんな風に全ての人が手を止めるのは見たことがない」

 ケージの真後ろから見届けていたMLB公式のサラ・ラングス記者は「信じられないほど素晴らしいです」と目を輝かせた。強烈な打球はもちろん、なにより印象に残ったのは周囲の“異様な”光景だ。

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「誰かの打撃練習を見るために、あんな風に全ての人が手を止めるところは今まで見たことがありません。アメージングです」

 確かに、筆者も大谷がケージに入った瞬間、空気が変わったのを感じた。ざわめきが起こり、それまでフィールド上の様々なところに向けられていた視線が一点に集中した。カメラやスマホを向けるもの、ただただ見つめるもの、皆が大谷のスイングを、打球を、夢中で追った。

 決勝前の練習もフィールドレベルで見ていたが、マイク・トラウト外野手(エンゼルス)やムーキー・ベッツ外野手(ドジャース)など球界屈指のスター揃いの米国代表でも、大谷ほどの注目を集めた選手はいなかったように思う。

 打者としては打率.435、1本塁打、8打点、OPS1.345。投手としては防御率1.86、2勝1セーブを記録し、大会MVPに輝いた大谷。しかし、見るものを魅了したのは試合中だけではなかった。練習でも全ての目をくぎ付けにした“SHO TIME”は間違いなく今大会の主役だった。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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