WBC中国監督、韓国戦前にアメリカンジョーク炸裂 会見に孫伴う「20ドル賄賂を渡した」
中国代表のディーン・トレーナー監督は13日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド最終戦の韓国戦(東京ドーム)を前に、試合前会見に応じた。中国は既に3戦全敗で、1次ラウンドでの敗退が決まっている。
米国出身の75歳トレーナー監督
中国代表のディーン・トレーナー監督は13日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド最終戦の韓国戦(東京ドーム)を前に、試合前会見に応じた。中国は既に3戦全敗で、1次ラウンドでの敗退が決まっている。
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米国出身で75歳のトレーナー監督は、2人の孫(14歳のキャノンくんと12歳のコービーくん)と、日本の香川・琴平高、四日市大を卒業しているルー・ユン捕手を伴い会見。ルーを指さしながら「彼はチームで私の実質的な息子のような選手。みんな私のファミリーです」と紹介したが、本当の息子(キャノンくんとコービーくんの父親)は会見中、報道陣の背後で動画撮影を行っていた。
コービーくんが「おじいちゃんを誇りに思う」とコメントすると、トレーナー監督は「私は彼にこう言わせるために、20ドルの賄賂を渡した」とアメリカン・ジョークを飛ばした。
これまで全敗の中国だが、初戦の日本戦では7回表終了時点で1-3の競り合い(最終的には1-8)を演じるなど、善戦も目立った。トレーナー監督は「日本戦の戦いぶりを見ても、チーム全体のレベルは上がっている。中国において野球をメジャースポーツにすることが、私のゴールであり、チームのゴールだ」と語った。
日本戦前には、日本メディアに「(中国の監督が)白旗を掲げた」と報じられたとして、会見で「中国はいまだかつて白旗を掲げたことは1度もない」と怒りをあらわにするなど、話題をまいたトレーナー監督。最終戦前は好々爺な一面をのぞかせていた。
(宮脇 広久 / Hirohisa Miyawaki)