ランニングで膝のお皿周りが痛くなる原因 走った後のルーティンに必要な3つのこと
膝のお皿周りが痛い人にやってもらいたい3つのこと
さて、「走ると膝のお皿の上下が痛い」という方にまずやっていただきたいのは、3つ。膝周辺の静的ストレッチと、大腿四頭筋のマッサージ、そして静的ストレッチです。いずれも、走った後のルーティンに組み込んでください。
【膝周辺の腱のストレッチ】
<1>膝立ちから右脚を立てて、床に対して脛を垂直にする。左脚は後ろへと伸ばす。両手を右太ももに乗せる。
<2>両手で上から太ももを軽く押しつつ、息を吐きながら腰を前に押し出し、右膝を足先よりも前に突き出した姿勢でキープ。20~30秒を4~5セット。逆側も同様に行う。痛みのない範囲で行おう。
このストレッチのポイントは、大腿四頭筋を両手で軽く圧迫しながら行うこと。そして、膝をグッと前に突き出すことです。
大腿四頭筋は長い筋肉です。上から圧迫することで、筋肉の「始まりと終わり」の長さを短くします。長いゴムよりも短いゴムのほうが端と端を持って引っ張ると、よく伸びますよね。そのようなイメージです。
そして膝をグッと前に突き出すことで、膝のお皿を覆う大腿四頭筋腱と膝蓋腱をよく引き伸ばします。