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女性に多くみられる「膝曲がりレッグ」 老化姿勢を防ぐ、膝伸ばしトレ&ストレッチ3種

膝を伸ばすストレッチ2種類

 続いて、2種類のストレッチ。

 まずは床に手をついて行うストレッチです。太もも裏側の筋肉は、座骨についています。上体を骨盤から前傾すると、座骨の位置が後方に持っていかれ、太もも裏側の筋肉がグーッと伸ばされます。

【膝を伸ばすストレッチ(1)】

<1>床に座り、左脚を伸ばして膝下に円柱状に丸めたバスタオルを置く。右脚は膝を立てて、両手はお尻の後ろに手のひらをつく。

<2>左足を床から上げて、足の甲を手前に引く。上体を前に倒してひざ裏でタオルを押しつぶす。10~20秒キープ。3~5セット繰り返す。右脚も同様に行う。

 2つ目のストレッチは、両腕を前に伸ばし、手のひらで壁を押すイメージで前傾。すると、背すじが伸びたまま、骨盤を立てた状態で股関節から前屈することができ、太ももからかかとまで、脚の裏側全体をしっかりストレッチできます。

【膝を伸ばすストレッチ(2)】

<1>床に座り、左脚を伸ばして膝下に円柱状に丸めたバスタオルを置く。右脚は膝を立てて、両腕を前に伸ばし、手のひらを正面に向ける。

<2>左足を床から上げて、足の甲を手前に引く。両手のひらで物を押すイメージを持ちながら、上体を前に倒し、膝裏でタオルを押しつぶす。10~20秒キープ。3~5セット繰り返す。右脚も同様に行う。

 2番目のストレッチは伸び感が強いので、まずは1番目から始めてみてください。

 ストレッチは毎日続けることで、着実に膝周辺の筋肉の柔軟性や筋力のバランスが良くなります。起床時や就寝時の習慣にして、膝曲がりレッグを卒業し、スラリと伸びた脚を、手に入れましょう!

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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