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「ヒヤッ」とするほどの手足の冷えも解消 “代謝を上げたい人”にオススメ筋トレ3種

「THE ANSWER」YouTubeチャンネルで「代謝をアップしたい人にオススメの筋トレ3種」を紹介
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3種の筋トレを紹介、朝イチの習慣にすると◎

 最初は、ペットボトルローイングで肩甲骨の間にある褐色脂肪細胞を刺激します。褐色脂肪細胞とは、ミトコンドリアというエネルギーを生む小器官を多く含む脂肪細胞で、脂肪をエネルギー源にして「熱」を作り出す力があります。また、ペットボトルを使うことで負荷をアップ。すると、筋肉もしっかり働くので、終わった後はすぐに体が、ポカポカと温まっているのを感じられます。

 続くスプリットとニーアップでは、股関節の奥にある深層筋、腸腰筋を使っていきましょう。深層筋=小さい筋肉と思われがちですが、この腸腰筋は上半身と下半身をつなぐ、大きな筋肉。大腿骨から腸骨を結ぶ腸骨筋、大腿骨から腰椎を結ぶ大腰筋の二つの筋肉の総称で、脚から骨盤、背骨をつないでいます。

 スプリットとニーアップでは、鼠径部を大きく動かします。鼠径部には、人間の体を通る3つの管――動脈、静脈、リンパ管が通り、この2つのトレーニングによって、血液や体液を足元から押し上げます。すると、上半身と下半身をつなぐバイパス、腸腰筋を介して、血液が効率良く、全身を巡るのです。

 腸腰筋は加齢とともに硬く、弱くなる筋肉です。また、イスに座っている間はずっと縮まった状態にある筋肉。デスクワークの方は1日何時間も、縮んだ筋肉によって血流をせき止めているといえます。

 特に運動習慣のない人は、意識して鼠径部を伸び縮みさせることが大切。運動によって腸腰筋の太さと柔軟性を保ち、バイパスの通りをよくする。そしてどんどん血液を巡らすことで代謝の良い体を維持できます。

 こちらの運動はいつ行ってもよいですが、朝イチの習慣にすると、午前中から体も快適に動き、頭も回ります。また環境が許すのであれば、デスクワークの合間、30分に1度のペースで行うのもおすすめです。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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