骨折しながら日本一 絶対女王・安井友梨から感じた「ビキニフィットネスの顔」としての自負
怪我をして再確認「私、やっぱりビキニフィットネスが大好きなんだ」
怪我をしたことで、改めて気付いたことがあった。
できなかったことが、毎日少しずつできるようになっていく。「赤ちゃんがどんどん成長していくような過程」を大人になってから体感し、生きる喜びを感じたという。「練習するって、こんなに楽しかったんだ」。トレーニングを「やらなきゃ」という義務感が「やりたい」という衝動に変わった。
原点回帰のステージで再確認したのは「私、やっぱりビキニフィットネスが大好きなんだ」という想い。そして、その大好きな競技の発展のために尽くしたいという、絶対女王としての自負だった。
「怪我をしてから、凄くたくさんの方が応援してくださるんです。私のことだけでなく、競技そのものを応援していただけるようなチャンピオンにならなきゃいけない。ビキニフィットネスという競技を、選手全員を応援したいと思っていただけるような、競技の顔にならなきゃいけないな、と怪我を通して今凄く思っています」
同時に強くなったのが感謝の念。
「怪我の功名じゃないですが、自分自身も強くなったし、周りへの感謝の気持ちも凄く感じることができたので、感謝の気持ちを前面に出したかった。全国の応援してくださる方がここ(背後)にいるんだ、皆さんを引き連れてステージに上がるぞ、みたいな気持ちで。羽をつけて歩いているイメージで今日は舞台に立ちました」