ダイエット成功後にドカ食いが止まらないワケ 「危険ゾーン」を回避する3つの方法
キレ食いの「危険ゾーン」を回避する3つの食べ方
とはいえ、ボディメイクに取り組んでいる際は誰もが“キレ食い”を起こしがちです。しかも、「目的の体重を達成した」というような大きな区切りだけでなく、1日1日のなかでも危ない瞬間はあります。
しかし、食べ方を工夫するだけでも、「危険ゾーン」を回避することは可能です。
一つは、食事の回数を増やす。キレ食いの原因の一つは、単純に空腹が強くなりすぎるため。この場合、強い空腹を感じる時間をなくす食べ方が有効です。例えば、1日の食事回数を3回ではなく5回に分けて食べると「満腹→空腹」の大きな波が「腹八分目→やや空腹」という小さな波になる。すると、空腹による食への渇望感が消え、キレ食いに走らなくなります。
もう一つは、空腹時に中毒性のあるものをいきなり口にしない。これは、トレーニングを頑張っている時ほど起こりがちですが、例えば「今日は頑張ったから(脂質の少ない)和菓子であれば食べてもいいや」と大福を食べたとします。甘味の強いものは中毒性が強い食べ物の一つ。空腹時にいきなり食べると食欲のコントロールがきかなくなり、「もう1個食おうかな?」と、止まらない系のキレ食いを発動してしまいます。
ですから、まずキレない系の食べ物を胃のなかに入れる。玄米を茶椀1杯食べても、「もう1杯食おうかな?」とはなりにくいので、その上でまだ大福が食べたければ食べればいい。すると「もう1個」に手を出さなくなるし、食事で満足し「大福はまたでいいや」と食べたい気持ちが失せることもあります。玄米のほか、ブロッコリーや鶏の胸肉もその一つですね。「もっと!」という反応を起こさない食材を選ぶことはとても大事です。
3つ目は、中毒性のあるものを家に置かない。これは特に、酒を飲む人のキレ食い対策になります。酔っぱらうと、大脳の制御がきかなくなります。すると、食欲をコントロールできなくなり、本能に近いところの食欲が爆発してしまうからです。
私も酒を飲んでいる席では、食欲をコントロールできます。ところが、深酒して帰宅した瞬間がヤバい。私も人間なので、そこに誘惑する食べ物があれば、いっちゃうんですね。先日も妻が買っておいたプリンを夜中に3個全部食って、翌朝ブチギレられました (笑)。