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筋トレ効果が“無”になる恐怖? 「断りづらい飲み会」で考えるべき3つの鉄則

「THE ANSWER」の連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』」。現役ボディビルダーであり、「バズーカ岡田」の異名でメディアでも活躍する岡田隆氏(日体大准教授)が日本の男女の“ボディメイクの悩み”に熱くお応えする。18限目のお題は「トレーニングと付き合いの飲み会」について。

「断りづらい飲み会」で考えるべき3つの鉄則とは
「断りづらい飲み会」で考えるべき3つの鉄則とは

連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』18限目」

「THE ANSWER」の連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』」。現役ボディビルダーであり、「バズーカ岡田」の異名でメディアでも活躍する岡田隆氏(日体大准教授)が日本の男女の“ボディメイクの悩み”に熱くお応えする。18限目のお題は「トレーニングと付き合いの飲み会」について。

 ◇ ◇ ◇

 Q.付き合いの「飲み会」が恐いです。断りづらいのですが、人と合わせていたらせっかくのトレーニングが無になる気がします。

 私も付き合いがいいほうなので、その悩みは非常によくわかります。この場合、3つのポイントを踏まえて考えるといいでしょう。

 第一に「そもそも本当に行かなければならない飲み会なのかを吟味する」。

 さすがにすべての飲み会を断るわけにはいかないと思いますが、トレーニングの段階によっては、参加不参加の線引きを厳しめに設定する必要はあると思います。是非この機会に、今までその線引きが、お人よしになりすぎていなかったどうかを振り返ってみてください。よくよく考えると、自分が参加しなくても全く問題なく成立する飲み会は、意外とあったりしませんか?

 誘われた以上は、「行かないと申し訳ないな」という気持ちは、どうしても沸き上がりますし、そういう温かい人であってほしいとも思います。しかし、あなたがいなくてもみんなが楽しく飲めそうな会であれば、放っておいても意外に大丈夫です(笑)。冷静に見極める視点が持てると、“義務感”という肩の荷も下せますよ。

 第二に「行くと決めたら楽しむ」。

 まず、「怖い」という罪悪感を持つと、精神的にキツくなります。生きている以上、息を吸わなければならないのと同じで、誰にでも絶対に外せない食事会はあります。ですから、そういう会では罪悪感など持たず、思う存分、楽しんでいいのです。

 逆に、「飲み会に参加してしまった。これまでの努力が台無しだ……もう終わりだ……」などと不安やストレスを抱えると、コルチゾールを分泌し、カタボリックな状態を引き起こす可能性もあります。どうせ吸わなければいけない空気ならば、美味しく吸ってほしい。つまり、どうせ参加する飲み会であれば存分に楽しんでほしい、ということ。ポジティブに楽しむほうが、体、心、そして人間関係にとってもいい影響を与えると思います。

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岡田 隆

1980年、愛知県生まれ。日体大准教授、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、理学療法士。16年リオデジャネイロ五輪では、柔道7階級のメダル制覇に貢献。大学で教鞭を執りつつ、骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌などメディアでも活躍。トレーニング科学からボディメーク、健康、ダイエットなど幅広いテーマで情報を発信する。また、現役ボディビルダーでもあり、2016年に日本社会人ボディビル選手権大会で優勝。「つけたいところに最速で筋肉をつける技術」「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」(ともにサンマーク出版)他、著書多数。バズーカ岡田公式サイトhttps://bazooka-okada.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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