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体を絞りたいのに…揚げ物に太らない食べ方はない? カロリーを効率的に減らすコツ

「THE ANSWER」の連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』」。現役ボディビルダーであり、「バズーカ岡田」の異名でメディアでも活躍する岡田隆氏(日体大准教授)が日本の男女の“ボディメイクの悩み”に熱くお答えする。9限目のお題は「揚げ物の太らない食べ方」について。

揚げ物の太らない食べ方とは?
揚げ物の太らない食べ方とは?

連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』9限目」

「THE ANSWER」の連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』」。現役ボディビルダーであり、「バズーカ岡田」の異名でメディアでも活躍する岡田隆氏(日体大准教授)が日本の男女の“ボディメイクの悩み”に熱くお答えする。9限目のお題は「揚げ物の太らない食べ方」について。

『最強の筋肉ゼミ』過去の記事はこちらから

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 Q.体は絞りたいのですが、揚げ物が好きでやめられません。特にとんかつが大好きなのですが、太らない食べ方はありませんか?

 体を絞りたいのであれば、食べ方を工夫するよりも前に、揚げ物を食べる回数を控えること、とんかつを選ばないことが、最も簡単で効果的です。まったく食べるなとまではいいませんが、「揚げ物はなるべく選ばない」と決めるだけで、ボディメイクは今よりもずっと楽になります。

 そもそも、現代の食品や食卓事情を見渡すと、脂質を摂り過ぎているパターンが圧倒的に多いと感じます。

 例えばとんかつ定食をみると、肉の脂に揚げ油、そして付け合わせの野菜にたっぷりかかったドレッシングの油と、油まみれです。そして、メニューは変われど、外食のメニューや外で買う弁当や総菜にも、だいたい同じ状況が起こっている。素材に含まれる脂に調理に使う油、ソースやドレッシングに使う油。バターやクリームをたっぷり使った洋菓子や菓子パン。油は目に見えないところで、めちゃくちゃ多く使われているのです。

 ですから、摂取カロリーを最も簡単に減らすコツは、脂質量をコントロールすること。「油っこい物が好きだから難しい」と感じるかもしれませんが、実はたくさん使われている分、減らしやすいとも言えます。

 どうしてもとんかつを食べたい時は、ロースではなくヒレ肉を選べば、肉から摂取する脂質量を減らせます。しかし、せっかくとんかつを食べると決断したなら、罪悪感なく、ロースを選ぶくらい振り切った方が良いでしょう。その分、ほかで調整します。

 また、付け合わせのキャベツはドレッシングをノンオイルにします。ノンオイルドレッシングがない場合は、レモンがついていれば絞る、または塩を少しだけ振る。もしくは何もかけずキャベツの甘味を噛みしめる。ソースも少しなら使ってもOKです。そして、一番先に食べます。食物繊維を先に食べることで、多少は脂肪の蓄積を減らせるでしょう。

 あとは、他の食事で脂質の量を抑えられるよう、一日の中でバランスをとる。これだけでも、何も考えずに食べるよりは、確実に太りにくくできます。

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岡田 隆

1980年、愛知県生まれ。日体大准教授、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、理学療法士。16年リオデジャネイロ五輪では、柔道7階級のメダル制覇に貢献。大学で教鞭を執りつつ、骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌などメディアでも活躍。トレーニング科学からボディメーク、健康、ダイエットなど幅広いテーマで情報を発信する。また、現役ボディビルダーでもあり、2016年に日本社会人ボディビル選手権大会で優勝。「つけたいところに最速で筋肉をつける技術」「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」(ともにサンマーク出版)他、著書多数。バズーカ岡田公式サイトhttps://bazooka-okada.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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