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姿勢を正せば「腸活」につながる “体幹のプロ”が直伝、通勤中も実践できる2つのトレーニング

体幹トレーニングで腹式呼吸を意識したいワケとは【写真:近藤俊哉】
体幹トレーニングで腹式呼吸を意識したいワケとは【写真:近藤俊哉】

腹式呼吸で「筋肉のコルセット」を鍛える

 さて、具体的な体幹トレーニングのやり方ですが、フルマラソンを目指すのか、ゴルフのスコアを伸ばしたいのか、体を強く見せたいのかなど、目標によって異なります。しかし、すべての方に共通してやってほしいのが腹式呼吸です。

 腹式呼吸を行うと、横隔膜や腹横筋といった内臓を支えるインナーマッスルがしっかり動き、おなかを支える「筋肉のコルセット」が鍛えられます。すると体幹の安定感が増し、走る、ひねる、体を相手に寄せても体がブレません。

 腹式呼吸はわざわざ時間を作らなくても、通勤時間中や仕事の休憩時間に手軽に実行できます。また、寝る直前に腹式呼吸をやると副交感神経の働きが高まり、腸の働きを促し、睡眠の質もよくなります。

 普段、意識してやったことがない人は筋肉痛になるほど効くので、継続して取り組みましょう。

【HOW TO】
 背筋を伸ばし、おなかを膨らませながら3秒で鼻から息を吸い、へこませながら3~5秒で口から息を吐ききる。その時、へその左右が硬くなればうまくできている。これを10回続ける。1日を通し、2、3セット行ってもいい。

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木場 克己

KOBA式体幹バランストレーニング協会代表

プロトレーナー

 小2年で柔道を始め、小6の南九州柔道大会で優勝、優秀選手賞を獲得。中3で県内の大会のタイトルを優勝で飾る。全九州大会団体の部で優勝・県大会軽量級個人戦2位。高校でレスリングを始め、56キロ級九州大会で優勝。インターハイ、国体は団体戦3位。腰椎圧迫骨折で現役を退き、医療人の道へ。鍼灸師、柔道整復師、FC東京ヘッドトレーナー(95~02年)、サンフレッチェ広島ユースアドバイザー(11~13年)など歴任。久保建英専属トレーナー。

URL:http://kobakatsumi.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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