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「己の醜い体を知ることから始まる」 トレーニング初日に“肉体自撮り”すべき理由

埋めるべき理想と現実のギャップ「己の醜い姿を知る。肉体改造はそこから始まる」

 自己分析ができたら、いよいよ「足りない」と感じるパーツを攻めるプランを立てましょう。胸の上部を盛り上げるのか、外側のラインを際立たせるのか。肩を丸くするのが先か、上腕に太さを出したいのか。そうやって考えながらトレーニングを選択し、続けるうちに、どうすればなりたい体になれるのかもわかるようになってきます。

 また、体を分析する力をつけると、トレーニング動作を正確に行えるようになる利点もあります。

 実はトレーニングを続けても筋肉がつかないという原因の一つに、つけたいパーツの筋肉を動かせていないケースは意外と多い。例えば腕立て伏せも、胸に効かせたいのか、上腕三頭筋に効かせるのかで、フォームは変わりますが、漫然とやっていると、無意識に元々、強い筋肉を使って動いてしまう。肩が強ければ肩の筋肉に、大胸筋の下部が強ければ下部の筋肉に頼って動作するため、足りない部分を攻めきれず、思い通りに筋肉がついてきません。これは思い通りに体の形をコントロールできないということに他なりません。

 動作の最中は、つけたい筋肉に自分の意識を向ける。そうすれば、意識と筋肉が自然と連動し、狙ったパーツの筋肉をしっかり動かすことが出来るのです。

 理想と現実のギャップが埋まっていくと、モチベーションはどんどん上がります。まずは、今まで目を逸らしていた自分の体を直視し、己の醜い姿を知る。肉体改造はそこから始まるのです。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

<岡田隆氏の新刊「無敵の筋トレ食 栄養で筋肉を仕上げる!」>

筋トレ本が著者累計100万部突破。初の食事本。「朝・昼・晩の食事は、1日3回分の筋トレだ!」。ダイエッターから筋トレ中上級者まで、つらくない、我慢しない、無理なく続く、無敵の食べ方、食事管理術。

<内容>
はじめに 戦略的食事のインパクトは、筋トレを凌駕する
序章 知識もある。トレーニングもしている。しかし、なぜ肉体改造に失敗するのか
第1章 無敵の筋トレは食事に始まり食事に終わる
第2章 食べて絞る! 栄養で筋肉を仕上げる食事改革
第3章 筋肉を「盛る」、脂肪を「削る」ベスト食材
第4章 超実践的! 無敵の筋トレ食
第5章 それでもカラダが変わらない人へ
第6章 食事で変わる筋トレと人生の質

https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008223.html

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岡田 隆

1980年、愛知県生まれ。日体大准教授、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、理学療法士。16年リオデジャネイロ五輪では、柔道7階級のメダル制覇に貢献。大学で教鞭を執りつつ、骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌などメディアでも活躍。トレーニング科学からボディメーク、健康、ダイエットなど幅広いテーマで情報を発信する。また、現役ボディビルダーでもあり、2016年に日本社会人ボディビル選手権大会で優勝。「つけたいところに最速で筋肉をつける技術」「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」(ともにサンマーク出版)他、著書多数。バズーカ岡田公式サイトhttps://bazooka-okada.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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