シュワちゃんの大胸筋に受けた衝撃 なぜ「バズーカ岡田」はそんなに体を鍛えるのか
骨格筋評論家「バズーカ岡田」の名前で活躍中の岡田隆氏の新連載。日体大准教授であり、柔道全日本チーム体力強化部長でもある同氏が、最新のトレーニング科学やボディメイク、ダイエットや健康の情報を連載でお伝えする。第1回は、トレーナーであり、ボディビルダーでもある岡田氏自身のトレーニング変遷について聞いた。
「骨格筋評論家・岡田隆新連載」―ドラゴンボールにあってONE PIECEにないもの
骨格筋評論家「バズーカ岡田」の名前で活躍中の岡田隆氏の新連載。日体大准教授であり、柔道全日本チーム体力強化部長でもある同氏が、最新のトレーニング科学やボディメイク、ダイエットや健康の情報を連載でお伝えする。第1回は、トレーナーであり、ボディビルダーでもある岡田氏自身のトレーニング変遷について聞いた。
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私の本務は日体大の教員です。教員としての仕事は、教育、研究、社会貢献の三本柱。教育と研究の分野ではトレーナーやボディビルダーの育成、筋トレやアスリートのリハビリテーションの研究などを行っています。
社会貢献では、日体大の建学の精神である「体育、スポーツの普及・発展」を念頭に活動。私の場合は柔道全日本男子のトレーナーの仕事や、体作りにまつわる情報をメディアやセミナーなどを通じで発信することがこれにあたります。
また、教員である一方、私はボディビル競技の選手でもあります。
そもそも体を鍛えることに目覚めたのは小学生のときです。きっかけは、アーノルド・シュワルツェネッガーの映画「コマンドー」。シュワちゃんが空港を激走するシーンで、めちゃめちゃ揺れている大胸筋を見た時に「なんだこれは!」と衝撃が走りました。以来、「シュワルツェネッガーに近づきたい」と、筋トレにハマっていきます。
思えば当時は、人気マンガの主人公も、だいたいみんなイイ体をしていました。「ドラゴンボール」しかり「北斗の拳」や「キン肉マン」にしかり。近年を代表するヒット作「ONE PIECE」の主人公は、ガリガリですからね。おそらく、イイ筋肉に接する時間が長く、それに憧れた世代でもあるのでしょう。