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結局、今年もやってしまった正月太りを解消 1日たった10分の宅トレダイエットを紹介

運動で最も大切なことは「習慣化」すること

 もちろん、筋トレで筋肉量を増やし、元々の基礎代謝量を上げていくことも大事。しかし、「筋肉量が増えて体重が減ってくる」という現象を期待するには、最低でも2か月間は筋トレを続けないと難しい。

 まずは「食べたらすぐ動く」習慣を身に付けて、今以上の体脂肪がつかないよう、血糖を筋肉で消費してしまいましょう。

 とはいえ、食後に着替えてウォーキングやランニングに出るのはかなり面倒ですよね。ここは無理をせず、自宅でできる筋トレや有酸素運動を行えばOKです。

 具体的には、大きな筋肉を中心に鍛える筋トレ、または有酸素運動がベスト。「何をやればわからない」という方はぜひ、私が組み立てた1日たった10分の宅トレプログラム「14日間チャレンジ」に挑戦してみてください。

 この「14日間チャレンジ」は元々、コロナ太り対策のために考えたプログラムです。2週間かけて、増えた体重を元に戻すことを目的にしています。特徴は、全身の筋肉の6~7割が集まる下半身を、集中的に大きく動かす点。両脚をほぼノンストップで動かし、短い時間でなるべく多くの糖を燃焼する構成です。また、ほとんどの動作はスクワットがベース。エネルギー消費だけでなく、下半身の筋肉量アップも狙います。

 このプログラムに挑戦した方たちは、14日間終わっては、また14日間、プログラムを繰り返す、というチャレンジを続けています。

 運動で最も大切なのは、「習慣化」することです。しかし、今まで運動習慣のない人が、最初から1~3か月続けることを目標にすると、ハードルが高すぎるため、どうしても挫折してしまいます。まずは「14日間」という短いスパンで続けることを目標にし、毎日夕食後、10分間だけ運動をします。14日間も、4回繰り返せば2か月です。その頃には、お腹が凹んだり、体形の変化がみられたりという実感が得られます。目に見える変化が現れれば、どんどんモチベーションが上がり、放っておいても運動を続けたくなっていることでしょう。

 リモートワークでまったく体を動かしていない人は、夜だけでなくランチの後もぜひ、運動にチャレンジしましょう。慣れてきたら、夕食後に2セット繰り返してもいいでしょう。

 その日に食べたものは、その日のうちに消費する。ダイエット成功にはこの積み重ねが大事です。新年の新習慣として、ぜひ、今晩からでもチャレンジしてみてください。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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