筋トレは人をどう幸せにするのか 変わりたい大人たちへ、バズーカ岡田の“贈る言葉”
「体を鍛えることは心を鍛えることであり、結果的に人を幸せにする」
また、トレーニングを続けると、ツラいことに立ち向かう心の強さが得られます。
何事も立ち向かわなければ、得られません。トレーニングでいうと筋肉ですし、人生ならば仕事、恋愛、人生の目標、何でも当てはまるでしょう。No Pain, No Gainの精神です。難しいと思うことを目の前にした時、撤退するのか? それとも一歩ずつでも着実に前に進むのか? 私自身、そんな選択を突き付けられたときに、「やれる!」「やる!」と思える心の強さをつけてくれたのはトレーニングです。ツラい、苦しい、もうこれ以上挙げるのは無理かもしれない。それでもチャレンジをしてなんとか乗り越えてきた経験が、人生の励みになっています。
そして、トレーニングは体を変えるだけでなく、人生をエキサイティングにする挑戦でもあると私は考えます。
多くの人が、毎日、同じような日々を繰り返し、徐々に人生を消費してしまっていると思います。また、もっと面白い仕事をしたい、仕事で冒険をしたいと願っても、そうそうできませんよね? しかし、トレーニングであれば、自分の体であれば、「前回より100g重くしても挙がるかな」「1レップ多くしてみる!」など、自分なりの挑戦を日々の生活のなかに入れられます。
しかも、失敗しても何も失う事のない挑戦です。トレーニングはやった分だけ、必ず結果が出ますし、失敗しても必ず取り返せます。ビジネスは失敗したら、金銭的や社会的なダメージが大きいですからね。
行動をしなければ何も変わらない。トレーニングは私に、そういった原理原則を教えてくれました。そして、体を鍛えることは心を鍛えることであり、結果的に人を幸せにすると思います。この連載は今回でいったん終わりますが、皆さんはこれからも是非、トレーニングを通じ、人生のチャレンジを続けてください。そのことが、この閉塞した現代社会であっても、あなたを主人公にしてくれます。これからもお互いにとっての高みを目指し、日々の努力を積み重ねていきましょう!
拙い連載にこれまでお付き合いくださり、本当にありがとうございました!
「身体づくりには、人生を変える力がある」――バズーカ岡田
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)