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失敗しないスポーツジムの選び方 24時間営業、フィットネス、パーソナルなど各特徴は?

24時間営業、フィットネス、自治体、パーソナル…それぞれの特徴は?

 さて、「ジムに行こう!」と心が決まると、次に悩むのはどこのジムに行くか、です。以前は大手フィットネスクラブやスポーツジム、自治体の体育館がメインでしたが、近年は24時間営業のスポーツジムが急速に増えて、人気も上昇。また、パーソナルトレーナーをつける方も増えているようです。

 体作りで最も大事なのは“継続”です。特にジムの場合、どんなによい施設だったとしても、仕事場や自宅から遠いと通わなくなる傾向が強い。ですから、まずは通いやすい場所を選ぶことがポイントになります。

 場所さえ決めれば、あとは自分のライフスタイルや使い方に合った形態、費用の点から選びます。参考までに選ぶ際のポイントとなる特徴をザッと挙げましょう。

●24時間営業ジム 出勤前や夜遅くにトレーニングする可能性の高い人、マシントレーニングのみで望んでいるトレーニングができる人向き。会員費が比較的安く、また、自宅や職場近くのほか、出張先、旅行先など、国内・海外の店舗で追加料金なく利用できるサービスがある。店舗によってはパーソナルトレーナーもつけられる。

●フィットネスクラブ マシンだけでなく、プールやスカッシュといった施設や、ヨガ、ピラティス、ダンス、カーディオエクササイズなどのグループレッスンが充実。また、スタッフや同じクラスに参加する利用者との間で新たなコミュニティが形成できる。スタッフや仲間からの声かけや励みが運動習慣の継続につながりやすい人も多い。

●自治体のスポーツ施設 利用料金が安価で、1回使用するごとに支払いができる場合が多い。また、プールが併設されていたり、グループレッスンが充実していたりする施設もある。最新のマシンにこだわらず、利用時間内にストレスなく通える方向き。

●パーソナルトレーナー 体作りはカスタマイズするほうが効果は出やすいため、目指す体を最短で実現できる。一方、トレーニング費用が高い、予約が必要、予定変更に伴いキャンセル料が発生するといったマイナス点も。ただし、アポイントを入れることがジムに足を運ぶきっかけにもなるため、「好きなときに自由にいけるシステムだと逆に続かない」という方にも向いている。

 パーソナルトレーニングを始めたい方は、誰にお願いをするかを決める前に、必ずトライアルレッスンを受けましょう。トレーナーにも指導領域に得意・不得意はありますし、相性の合う・合わないもあります。「トライアルを受けられますか?」と確認し、1回でもいいので、実際に指導を受けから決めると、失敗のリスクが下がります。

 今どきはマシンの性能の差は、どこに行ってもさほど大きくありません。また、どのフィットネスクラブやスポーツジムも、無料カウンセリングのサービスを設けているので、「マシンを使いこなせるか不安」という心配は不要。QRコードを読み込めば動画で確認ができるシステムも普及しています。

 不安であれば、まずは相談できるスタッフが常駐するフィットネスクラブやスポーツジムでマシンや運動に慣れてから、24時間ジムへ移行する手もありますよ。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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