「中国逆転で銀を」 シンクロ日本、東京五輪へ“4年計画”で崩すべき「印象の序列」
ロシアは「機械が動いているみたい」も…打倒中国は好機「どの種目で逆転できるか」
「ロシアは別次元。人間じゃなく、機械が動いているみたいな印象です。足技の技術、泳ぎの速さ、リフトの高さ、スタイルの良さ、すべてが秀でている。その長い手足をそこまで出したら、日本人が全部出しても敵わないという風になってしまう。今大会に関しては、ロシアが負けることはないと思います」
こう話しながら、「打倒中国」に関してはチャンスがあるとみている。
「現状、そんなに日本と変わらないと思う。中国の力が少し落ちてきているのか、日本が近づいているのか。ロシアは絶対的な王者なので、2位以降がどうなるか。日本がどの種目で中国を逆転して銀が獲れるか、というのがポイントになります」
では、今大会、日本が銀以上を最も期待できる種目は何なのか。
「一番はデュエットだとみています。エースの乾由紀子選手がいて、テクニカルルーティンは中村麻衣選手、フリーは中牧佳南選手と組む。中牧選手とのペアは、井村先生も『双子みたい』と言っている。粗も見える時はあるけど、合った時はあっと思わせるような雰囲気があります」
現状では「ロシア―中国」の差より「中国―日本」の差の方が「圧倒的に近い」という。しかし、ライバルは中国ばかりではない。