「心の健康」で棄権のバイルズに代表同僚たちが愛ある言葉「今、泣いちゃっています」
東京五輪は27日に行われた体操女子団体決勝で2016年リオデジャネイロ五輪女子4冠のシモーネ・バイルズ(米国)が2種目目以降を棄権した。メンタルヘルスの不調を原因に挙げたと報じられているが、同僚の選手たちは舞台裏で撮られた2ショットとともにメッセージを記している。
代わりに3種目出場したチャイルズ「私たちはともに成し遂げたのよ」
東京五輪は27日に行われた体操女子団体決勝で2016年リオデジャネイロ五輪女子4冠のシモーネ・バイルズ(米国)が2種目目以降を棄権した。メンタルヘルスの不調を原因に挙げたと報じられているが、同僚の選手たちは舞台裏で撮られた2ショットとともにメッセージを記している。
友を想う気持ちがメッセージに表れていた。団体メンバーのスニサ・リーは自撮りする2人の写真や競技中にハイタッチする写真をアップ。「あなた自身と、あなたが達成したいもの全てを誇りに思う!」と称賛した。
「ロールモデルと、毎日お手本にする存在になってくれてありがとう。体操選手としてだけでなく、人間としても感化されるわ。あなたの大胆さ、不可能を可能にする能力は気付かれずにはいないわ。みんなが愛してるよ!!」と記した。
バイルズの代わりに段違い平行棒、平均台、ゆかに出場し、銀メダルに貢献したジョーダン・チャイルズはメダルを提げ、2人で笑顔でポーズを撮った写真を掲載。「親友へ」と題してメッセージも記した。
「お互いに怒り合ったことから理由もなく笑い合ったことまで、私たちが一緒にくぐり抜けてきたことを、ただ考えているの。体操への愛を私に再びもたらす手助けをしてくれたこと、言葉では言い表せないほど、あなたのことを誇りに思っているわ」
その上で「あなたのことを愛してるし、いろいろなことを思って今、泣いちゃっています。私たちはともに成し遂げたのよ」と記した。これまで苦楽を共にしながら歩んできた想いが伝わるメッセージだった。
(THE ANSWER編集部)