「競泳用プールがない国」ソロモン諸島のスイマー 70人中最下位も初出場の五輪を完泳
東京五輪の競泳男子100メートル自由形予選が27日、東京アクアティクスセンターで行われ、ソロモン諸島のエドガル・リチャードソン・イロが1分0秒13で組7着の最下位。「競泳用プールがない国」から出場し、夢の舞台で泳ぎ切った。
ソロモン諸島の選手が五輪出場
東京五輪の競泳男子100メートル自由形予選が27日、東京アクアティクスセンターで行われ、ソロモン諸島のエドガル・リチャードソン・イロが1分0秒13で組7着の最下位。「競泳用プールがない国」から出場し、夢の舞台で泳ぎ切った。
予選1組で登場した20歳のリチャードソンは、他の選手に離されて組6着の選手に1秒76差、組1着からは6秒72差と大差をつけられた。それでも、夢の舞台を完泳。同種目出場の70人のうちタイムは最下位だった。
ソロモン諸島はオーストラリアの北東に位置する。外務省ホームページによると、面積は岩手県の約2倍となる2万8900平方キロメートル、人口は約67万人。競泳が盛んではない国から五輪出場の快挙を果たした。
(THE ANSWER編集部)