東京五輪、2021年開催は「ワクチン次第」 完成しなければ「かなり非現実的」とBBC報道
IOC調整委員長は「1年延期の大会にもウイルスが影響しうる」
「今週、IOCと東京五輪組織委は会議を行い、“トンネルを抜けた先の光”として大会が開催されることを望んでいると強調した。しかしながら、IOCのジョン・コーツ調整委員長は、2021年7月23日に延期となった大会にもコロナウイルスの影響が及びうることを理解している」
終息の見通しが立たない状況は、来年夏まで影響を及ぼすと危惧されているという。さらに「エジンバラ大学で公衆衛生学を教えるSridhar教授は、東京五輪が予定通り開催されるか否かは“ワクチン次第”と語る」と強調。「専門家からは1年か1年半、もしくはそれよりも早く(開発)できると聞いている。もし、来年中にワクチンが開発されれば状況は変わり(五輪は)可能だろう。しかし開発されなければ、かなり厳しくなってくる」としている。
日本では緊急事態宣言が全国に拡大され、5月6日まで続く状況だ。いまだ感染者数を増やし続ける新型コロナ。1年延期されたからといっても油断はできない。ワクチンの完成もさることながら、一人ひとりの今の行動が1年3か月先の東京五輪、その先のパラリンピックに影響を及ぼすかもしれない。
(THE ANSWER編集部)