「これはクールだ」 NZ伝統のハカに謎の「∞」陣形でアイルランドが対抗したワケ【ラグビーW杯】
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会は14日(日本時間15日)、準々決勝でニュージーランドとアイルランドが対戦。試合前は恒例のニュージーランドのハカが披露されたが、アイルランドは「∞」を描く陣形で受けた。それには、ひとつの理由があったという。
準々決勝・ニュージーランド―アイルランド戦
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会は14日(日本時間15日)、準々決勝でニュージーランドとアイルランドが対戦。試合前は恒例のニュージーランドのハカが披露されたが、アイルランドは「∞」を描く陣形で受けた。それには、ひとつの理由があったという。
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試合前、オールブラックスによるハカが始まろうとすると、アイルランドの選手たちも動いた。23人が2つの円をつなげるようにして広がり、「∞」のような陣形でニュージーランドの選手たちと相対した。そして、そのままハカを見守り、試合に向かっていった。
アイルランド紙「アイリッシュ・ミラー」は「アイルランドは準々決勝でニュージーランドのハカに対抗し、アンソニー・フォーリーを偲ぶ8の字フォーメーションを組んだ」と伝えた。実は「∞」は数字の「8」の意味があったという。
アンソニー・フォーリーといえば、NO8を務めて代表キャップ62を数え、W杯に2大会出場したアイルランドのレジェンド。しかし、2016年に42歳の若さで亡くなった。記事では「感動的な瞬間に、同国代表で8番を付けていたレジェンドのフォーリーに敬意を示した」と説明している。
記事によると、フォーリーが死去した直後の2016年のニュージーランド戦でフォーリーを偲ぶ8の字フォーメーションを披露したという。大会公式X(旧ツイッター)もその様子を伝えており、「印象的だ」「何という雰囲気だ」「これはクールだ」などの声が上がった。
(THE ANSWER編集部)