「アルゼンチンは日本を舐めてない」 “弱い時代”を知る35歳リーチが感じた対戦国のリスペクト
最後は報道陣にまで感謝「長い旅。5週間ありがとうございました」
リーチは指揮官と歩んだ7年間に誇りを持つ。
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「ジェイミーは本当に熱を持って準備をしてきた。チームにも厳しく指導する。ジェイミーのレガシーは非常に大きいし、日本ラグビー界の中でもNo.1だと思う。選手としても、日本代表のコーチになってからも、これまで来た外国選手、コーチの中で残したレガシーはNo.1。一生懸命に日本の力を出そうとした監督です。感謝しかない」
自身の代表引退は「まだまだチャレンジし続けたい」と全否定。「ジェイミーみたいにいつか日本代表監督になることも想像している。45歳くらいですかね」とさえ思い描いた。
「19年と23年大会を感じた選手が次の世代にたくさんいる。しかも、30代になる。その人たちが今大会で感じたことをどう繋げていくか。来年はオールブラックスも、イングランドも日本に来る。そこで次の世代の日本代表選手がたくさんタイトなゲームをして勝って、経験していくのがポイント」
取材を終えると、最後は報道陣にまで「長い旅。5週間ありがとうございました」と感謝。バスに乗り込むまでには、出待ちの日本ファンから「リーチ、ありがとー!」の労いの声を浴びた。笑顔で手を振った35歳。「この世界のデカい壁をどうやって乗り越えるか」。燃え尽きない情熱を胸に愛する日の丸を背負う。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)