「試合前の喧騒が台無し!」 批判噴出のラグビーW杯国歌斉唱に新展開、次戦から運用変更へ
ラグビーワールドカップ(W杯)で一部から批判が噴出している「国歌斉唱問題」に新展開がありそうだ。今大会は試合前の国歌は録音された児童合唱団が歌う国歌が会場に流されている。しかし、これに各国の元代表選手やファンが異論を唱えており、大会側は週末の各グループ次戦から海外メディアが報じた。
海外メディアが報道、児童合唱団が歌う新しいバージョンも登場へ
ラグビーワールドカップ(W杯)で一部から批判が噴出している「国歌斉唱問題」に新展開がありそうだ。今大会は試合前の国歌は録音された児童合唱団が歌う国歌が会場に流されている。しかし、これに各国の元代表選手やファンが異論を唱えており、大会側は週末の各グループ次戦から海外メディアが報じた。
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発端となったのは開幕戦のフランス―ニュージーランド戦。両国の国歌はメロディーだけの音源だけではなく、児童合唱団が歌う国歌が会場に流され、ラグビー関係者の注目を集めた。以降も日本代表も含め、同様の形で国歌斉唱が行われている。SNS上では、元イタリア代表主将ミルコ・ベルガマスコが「国歌を普通に歌ってほしい。最も重要なのは選手たちだ。これは特別な瞬間なんだ」、元アイルランド代表FBロブ・カーニーも「神様への愛を込めて、皆に国歌を返して欲しい。試合前の5分間の喧噪は台無しだ!」と投稿し、反発していた。
こうした流れを受け、英専門メディア「プラネット・ラグビー」は「ラグビーW杯の主催者が“完全に台無しにする”国歌に公式的に勧告」「多くの批判を受けたバージョンの国歌は残りの大会期間中は使用されないとラグビーW杯の公式が確定した」と報道し、現在のバージョンは今後使われないと伝えた。
記事によると、11日時点では今後はチーム側がこれまでの演奏バージョンか、同じ児童合唱団が歌う新しいバージョンのどちらを決める方式になると伝えられていたが、新たに大会組織委員会のチェアマン氏は週末のカードから新方式を認めたといい、運用が変更されることになるとみられる。
(THE ANSWER編集部)