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トップリーグが異例の早期中止を決定したワケ 企業スポーツが持つ“社会的影響力”

W杯で生まれた熱の継続へ、より積極的な発信を

 TLにとどまらず、3月に予定されていた全国高校選抜大会や高校日本代表のウェールズ遠征、4月の7人制国際大会、そして20歳以下(U20)代表による世界選手権など、日本も関わるラグビーの試合やイベントが軒並み中止となる中で、気がかりなこともある。一斉休校で時間を持て余したり、気持ちが塞いできている子供たちやファンを励ますために、多くの人気スポーツが協会・団体の公式ウェブサイトや選手らのツイッターなど感染の危険がないツールを使ってメッセージや激励、簡単なトレーニング方法などを披露するチャレンジ動画をアップしているのに対して、ラグビー界からの発信は極めて限定的だ。

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 ウィルス問題が深刻化する中でも、7人制男女代表候補、U20日本代表およびジュニアジャパン(準日本代表)などの合宿や国際大会が行われていたが、日本協会はすべての合宿を取材禁止とした。感染のリスクのない電話やスカイプを使った取材対応は、RWCで活躍した福岡堅樹(パナソニック)が7人制代表候補合宿に参加したときの1度だけで、協会や代表チームが独自に開設しているウェブサイト、ツイッターを使った発信も、女子7人制日本代表候補のメンバーが強化合宿中に動画を上げていた以外は積極的には行われていない。

 一部の選手やチームは独自にファンへメッセージを送っているが、RWC日本大会でハートを掴んだファンを手放さないためには、代表チームを運営し、日本のラグビーを統括するラグビー協会が、より積極的に発信を続ける必要がある。

 協会内でも、感染リスクのないIT技術などを使った発信は考えているようだが、薬物問題への対処と同じように初動の遅さが気がかりだ。例えば、ファンに人気がある日本代表選手などを中心にTL各チームから選手2人ずつメッセージ動画を集めれば、1日1選手をウェブサイトにアップしても1か月続けることができる。

(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19年と6大会連続で取材。

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