タクシー運転手も「W杯みたい」と驚いた 続くラグビー熱、稲垣啓太が抱いた「感謝」
普及に尽力してきた稲垣「チームが運営サイドと上手く連携を取れている証拠」
W杯以降、「笑わない男」としてクローズアップされ、ラグビー界の最前線で普及に尽力してきたパナソニックの稲垣も、続くラグビーブームについて、思いを募らせている。
「選手としてはグラウンド上でしか表現ができない。それ以外の場所では限りがあるので。シーズン中なので、今はメディアに出ていくこともなかなか難しいでしょうし。そういうマネジメントの部分は協会サイドとうまく連携を取り合ってやっていく必要があるんじゃないですかね。アクセスが少し難しい場所かもしれないですけど、そういった部分ではパナソニックというホームをするチームとして、運営サイドと上手く連携を取れている証拠じゃないですかね」
満員となったことについても「お客さんがたくさん入っている試合は選手のモチベーションも高くなりますし、本当に感謝したいですね」と稲垣。さらに「選手がここから楽しませられる試合ができるように、応援していただいている方々に感謝の気持ちを返せるようにしていかないといけないなと思います」とリーグを代表する立場として、今後も愚直にプレーで返していくことを誓った。5月まで続くTL。秋のW杯で生まれた熱狂は、季節を経ても終わらせない。
(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)