タクシー運転手も「W杯みたい」と驚いた 続くラグビー熱、稲垣啓太が抱いた「感謝」
ラグビートップリーグ(TL)第5節は埼玉・熊谷ラグビー場で2試合が行われ、第1試合のキヤノン―ホンダ戦に2万138人、第2試合のパナソニック―東芝戦に2万2705人、延べ4万2843人が殺到し、地元のタクシー運転手も「W杯みたいだ」「こんなの初めて」と驚きの事態に。W杯以降、リーグの3分の1を消化しても継続するラグビー熱に対し、パナソニックPR稲垣啓太も感謝した。
開幕から1か月経ったTL…熊谷に延べ4万2843人が殺到、変わらぬ「熱」
ラグビートップリーグ(TL)第5節は15日、埼玉・熊谷ラグビー場で2試合が行われ、第1試合のキヤノン―ホンダ戦に2万138人、第2試合のパナソニック―東芝戦に2万2705人、延べ4万2843人が殺到し、地元のタクシー運転手も「W杯みたいだ」「こんなの初めて」と驚きの事態に。W杯以降、リーグの3分の1を消化しても継続するラグビー熱に対し、パナソニックPR稲垣啓太も感謝した。
W杯を思い起こさせるような熱気に熊谷が沸いた。この日、午前11時30分開始の第1試合の2時間前ですでに最寄りの熊谷駅はバスに長蛇の列。一時は45分待ちの案内が表示され、タクシー乗り場にも人が溢れた。会場に続く道は、およそ4キロの距離を歩く人が歩道に多く、道路も大渋滞。ホンダの選手は当初の予定より15分遅れる事態となった。
第1試合に合わせ、会場まで乗客を運んだあるタクシー運転手は「今日は多いね。(スタジアムの)手前で降りてあげる。十何年運転手やってこんなの初めて」と驚き。また、別の運転手も「どうなってるの、これは? 道も人であふれていて。W杯みたいだね」と目を丸くし、熊谷駅―会場の間を往復する事態となっていた。
客席も時間を追うごとに人が増し、空席はほぼなくなった。バックススタンドでは立ち見で観戦する人もちらほら。W杯の熱気を受け、同じ熊谷でTL開幕戦となった1月12日のパナソニック―クボタ戦も観衆は1万7722人。この日は2試合開催という条件も後押ししたが、リーグ開幕から1か月、全日程を3分の1を消化してもなお、変わらないラグビー熱を実証する形となった。