稲垣啓太、次戦は2週後ではない 休養日に必要な“もう一つの仕事”「彼らのために」
V3時代の強さ彷彿、稲垣「絶対に負けないというものを感じた」
ただ単に層が厚くなるというだけではない。メンバー外の努力を知ることで、チームを代表してジャージを着るメンバーに自覚を生む。この日、開始早々の退場で14人での戦いを強いられた。それでも、稲垣は「『一人減っても問題ないでしょ』『減ったから何?』というようなものを試合中に感じた」と底力を実感。さらに過去のチームと重ね合わせた。
「僕は一番強い時代を知っているけど、今日はそういった一番強い時期の絶対に負けないだろうというのを(今のチームに)感じた。昔と今で比べられるものではないですけど。(2013年度から)3連覇した時は本当に負ける気がしなかった」
“次戦”はメンバー外の練習試合。“次々戦”の東芝との全勝対決は15日にホームの熊谷ラグビー場で行われる。「熊谷で試合をできるのが僕らにとって強み。熊谷でしっかり結果を残して、地域密着でやっていくことで地域に根付く文化を作り上げるきっかけになるかもしれない。それは選手にしかできないこと。緩めずにやりたい」。勝つためにできること全てをやるつもりだ。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)