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稲垣啓太、次戦は2週後ではない 休養日に必要な“もう一つの仕事”「彼らのために」

ラグビーのトップリーグ(TL)第4節は2日、キヤノン―パナソニック戦が東京・町田GIONスタジアムで行われ、パナソニックが51-17で開幕4連勝。開始3分にHO坂手淳史の退場で1人少ない状況だったが、7トライの猛攻で首位を堅守した。第5節の東芝戦は15日。次週は試合がないが、PR稲垣啓太は休養週に行う“もう一つの仕事”を強調した。

最前線で体を張るパナソニック・稲垣啓太【写真:宮内宏哉】
最前線で体を張るパナソニック・稲垣啓太【写真:宮内宏哉】

稲垣啓太は休養週も控え組の練習試合をサポート「彼らにいい準備を」

 ラグビーのトップリーグ(TL)第4節は2日、キヤノン―パナソニック戦が東京・町田GIONスタジアムで行われ、パナソニックが51-17で開幕4連勝。開始3分にHO坂手淳史の退場で1人少ない状況だったが、7トライの猛攻で首位を堅守した。第5節の東芝戦は15日。次週は試合がないが、PR稲垣啓太は休養週に行う“もう一つの仕事”を強調した。

 どこまでもONE TEAMを貫いている。試合後、テレビカメラに囲まれた稲垣は、2週間後の東芝戦に向けてチームでやるべきことを問われてこう口を開いた。

「まず次の試合に向けて我々は1週間挟むんですけども、練習試合があるんですよ。トレーニングマッチが。今まで僕らのことを強くするために送り出してくれていたメンバー外の選手がそこで試合に出るので、まずは彼らのサポートをしっかりやっていきたいですね。それが終わってから、またさらに新しい試合(東芝戦)がありますから、そこに向けてしっかり照準を合わせていきたいですね」

 チームにとって、次の試合は東芝戦ではない。公式戦のない週に挟むメンバー外の練習試合が“次戦”だった。開幕4連勝、全試合で3トライ差以上をつけてボーナスポイントを獲得。好スタートの裏には、ベンチ入りできる23枚のジャージを着られない選手の存在があった。稲垣は体力の回復に努めつつ、彼らへの感謝の気持ちを行動で示すつもりだ。

「(3日から)まずは何をやらなきゃいけないか。トレーニングマッチがありますから。今まで僕らのことを試合に送り出してくれたメンバー外の選手が非常にいい準備をしてくれている。そういったメンバー外の選手の練習も本当に強かったですね。対戦相手よりも強かったんじゃないかと思うシーンもありましたし。来週彼らの試合があるので、彼らのためにもいい準備をさせてあげたいですね」

 対戦相手のアタック、ラインアウトなどのまねをして練習相手を務めてくれる。すぐにできることではなく、相手を映像で研究する時間が必要だ。レギュラーを奪うため、自分の練習だってやらなければならない。長いシーズン、彼らの存在こそが4季ぶりの優勝を目指すパナソニックの鍵になると稲垣は言う。

「チームとして勝ち上がっていくためには、やっぱりそういったメンバー外の選手の強化が必要不可欠だと思います。本当に一緒に練習していて、凄く強いんですよ。何本も抜かれますしね。そういったことが彼らの刺激にもなるでしょうし、僕らも彼らに追い越されないように刺激をもらってラグビーをやっています。非常にいいライバル関係というか、いい刺激を与え合ってトレーニングができていると感じますね」

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