新型コロナ感染防止へ、トップリーグでファンサービス中止「お客様と選手の安全考慮」
ラグビーのトップリーグ(TL)第4節は1日、16位で最下位に沈む三菱重工相模原と3位の東芝戦がニッパツ三ツ沢球技場で行われ、東芝が45-26で開幕4連勝を飾った。9948人のファンが応援に駆け付けたが、世界的に感染の広がる新型コロナウィルスの影響が考慮され、試合後のファンサービスを行わなかった。
トップリーグ・三菱重工相模原―東芝で選手とファンのハイタッチはやらず
ラグビーのトップリーグ(TL)第4節は1日、16位で最下位に沈む三菱重工相模原と3位の東芝戦がニッパツ三ツ沢球技場で行われ、東芝が45-26で開幕4連勝を飾った。9948人のファンが応援に駆け付けたが、世界的に感染の広がる新型コロナウィルスの影響が考慮され、試合後のファンサービスを行わなかった。
熱狂が続くラグビーで必要最大限の措置が取られた。汗だくの選手たちがスタンドにお辞儀。ファンが拍手で迎える中、アナウンスが響いた。
「新型コロナウィルスの影響により、お客様の安全と選手の活動の安全を考慮してグリーティングタイムは行わないこととしました」
トップリーグでは、試合終了後に選手とファンが触れ合う「グリーティングタイム」を設定。各チーム数名の選手とハイタッチなどをできる機会がある。しかし、世界で猛威を振るう新型コロナウィルスの感染拡大を防止するため、背に腹は変えられず。試合を終えた選手たちは、グラウンド上からスタンドに向かって手を振るだけにとどまった。
三菱重工相模原のグレッグ・クーパーHCは「今日は神奈川県のニッパツスタジアムで素晴らしいチーム、東芝と対戦できてよかった」と感謝。NO8土佐誠主将は「神奈川県で試合ができたことにお礼を言いたい」と頭を下げ、「試合は結果がすべて。応援に来てサポートしてくれたファンの方にいい結果を見せられなかったことが残念」と肩を落とした。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)