トップリーグの注目度アップに喜び「海外チームが日本を見ることなかった」

　ラグビーのトップリーグ（TL）第4節は1日、16位で最下位に沈む三菱重工相模原と3位の東芝戦がニッパツ三ツ沢球技場で行われ、東芝が45-26で開幕4連勝を飾った。リーチ・マイケルはNO8で先発。序盤からリードされる展開となったが、4度同点に追いつく粘りを見せた末に逆転勝ちした。リーチは試合後の取材で、フランス移籍が決まった松島幸太朗（サントリー）の活躍を期待した。

　2020-21年シーズンにフランスリーグASMクレルモン・オーヴェルニュに移籍する松島。リーチは昨秋のW杯でともに戦った仲間について「W杯中にもそういう話をしていた。若い選手に活躍で夢を与えることができる。彼は世界でトップレベルの選手。活躍楽しみにしている」と飛躍を願った。

　W杯期間中には「若いメンバーでヨーロッパに行けたらいいねと話していた」と明かす。実力者が国内リーグからいなくなるが「W杯が終わって日本の選手にとっていいこと。海外のチームが日本を見て、選手を獲ることはこれまでなかったのでいいことだと思う」とトップリーグが世界から注目されることをプラスに捉えている。

　自身は日本で現役として戦い抜く。「海外移籍？　ないですね。それは考えていない。これまでいいチャレンジができたし、トップリーグはスーパーラグビーを超えるんじゃないかというくらい毎年レベルが上がっている。しばらく日本で頑張っていきたいと思う」。開幕4連勝を飾った東芝。この日もリーチがボールを持つたびにW杯で一世風靡した「リーチ・コール」が響いた。リーグVに向けて、まだまだ体を張るつもりだ。