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福岡堅樹は「しっかり結果残せる人物」 田中史朗が古巣後輩の7人制挑戦にエール

国内最高峰のラグビーリーグ、ジャパン・ラグビー・トップリーグ(TL)の第2節が18日、各地で行われた。秩父宮ラグビー場では、キヤノン(昨季12位)が12年ぶりにTL復帰を果たした三菱重工相模原を23-15で下し、今季初勝利を挙げた。マン・オブ・ザ・マッチにはワールドカップ(W杯)日本大会で8強入りに貢献したSH田中史朗が選ばれた。田中は試合後、W杯を共に戦い、7人制で東京五輪を目指す福岡堅樹(パナソニック)にエールを送った。

パナソニックの福岡堅樹【写真:小倉元司】
パナソニックの福岡堅樹【写真:小倉元司】

ともにW杯を戦ったSH田村優とキヤノンの今季初勝利に貢献

 国内最高峰のラグビーリーグ、ジャパン・ラグビー・トップリーグ(TL)の第2節が18日、各地で行われた。秩父宮ラグビー場では、キヤノン(昨季12位)が12年ぶりにTL復帰を果たした三菱重工相模原を23-15で下し、今季初勝利を挙げた。マン・オブ・ザ・マッチにはワールドカップ(W杯)日本大会で8強入りに貢献したSH田中史朗が選ばれた。田中は試合後、W杯を共に戦い、7人制で東京五輪を目指す福岡堅樹(パナソニック)にエールを送った。

 思わぬ吉報に、頬が緩んだ。試合後のマン・オブ・ザ・マッチとして名前を呼ばれると、場内から歓声が起こった。「タックルもめっちゃミスってましたし、今日はFWの選手がもらうべきなんですけど……。多分、名前で選んでもらったんかな、って思います」と笑顔。報道陣に対応する際には同僚から「マン・オブ・ザ・マッチ!」と声を掛けられ、苦笑いだった。

 前半は10-15とリードを許して終えた。W杯代表のSO田村優とも頻繁にやり取りし、立て直しを図った。「田村とも、どこが(スペースが)空いているとか、どういう風に崩していくなどを試合中、ハーフタイムで話し合いながらプレーしていた。後半は自分たちのやりたいことができていたと思う」。35歳のベテラン。今季から加入したキヤノンで、豊富な経験をチームに植え付けている。献身的に相手にぶつかるなど、背中でも味方を鼓舞した。

 W杯を共に戦った福岡堅樹(パナソニック)が、7人制ラグビーで東京五輪を目指す。前所属先の後輩の挑戦に「彼はしっかり結果も残せる人物なので、また日本のために、しんどい思いをすると思うけれど、頑張ってほしい」とエールを送った。

(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)

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