サントリーが今季初勝利 松島&流の代表コンビが攻守に貢献、NTTコムは初黒星
ラグビーのトップリーグ第2節は18日、秩父宮でサントリー―NTTコム戦が行われ、サントリーが22-10で勝利を収めた。日本代表ではサントリーのSH流大、FB松島幸太朗、NTTコムのNO8アマナキ・レレイ・マフィが先発。寒風吹きすさぶ秩父宮でファンを熱狂させた。
サントリーが今季初勝利、NTTコムは連勝ならず
ラグビーのトップリーグ第2節は18日、秩父宮でサントリー―NTTコム戦が行われ、サントリーが22-10で勝利を収めた。日本代表ではサントリーのSH流大、FB松島幸太朗、NTTコムのNO8アマナキ・レレイ・マフィが先発。寒風吹きすさぶ秩父宮でファンを熱狂させた。
前週の第1節では、東芝に敗れたサントリーと日野に逆転勝ちしたNTTコムの一戦。先手を奪ったのはサントリーだ。前半9分。敵陣残り約10メートルで相手のペナルティー。そこからWTBテビタ・リーが仕掛け、パスを受けたCTB梶村祐介がゴール左にトライ。SO田村煕(ひかる)が日本代表SOの兄・優(キヤノン)ばりの正確なコンバージョンを決めて7-0とした。
拮抗した展開で一進一退の攻防が続く。両者とも相手ゴール手前まで迫るが、なかなかトライまで持っていけない。サントリーが追撃を加えたのは終了間際だった。松島が快足を生かして右サイドを駆け抜ける。残り22メートル付近まで大きくゲインし、ラックから流、田村とつないで左に展開した。最後はリーが左隅にトライ。12-0で前半を折り返した。
勢いづいたサントリーは後半6分に田村がペナルティゴールを決めて15-0。しかし、NTTコムも11分にマフィの突破からCTB池田悠希がゴール正面にトライを決めた。オーストラリア代表のCTBクリスチャン・リアリーファノがゴールを入れて7-15。14分にもリアリーファノがペナルティゴールを決めて10-15の1トライ差まで詰め寄った。
19分には松島が左サイド残り30メートル付近まで運ぶと、ラックから流が右に展開。新加入のオーストラリア代表CTBサム・ケレビが相手タックルを跳ね返しながら強引に突破し、最後はWTB中鶴隆彰がインゴールに飛び込んだ。田村がコンバージョンを決めて22-10と突き放した。以降も相手の反撃を封じ、サントリーは今季初勝利を飾った。
第3節は2季ぶり最多6度目の優勝を目指すサントリーがノエスタで神戸製鋼と、NTTコムが万博でクボタと対戦する。
(THE ANSWER編集部)