リーチ「勝ったから何言われても大丈夫」 松島&流からの“いじり”にも上から目線
国内最高峰のラグビーリーグ、ジャパン・ラグビー・トップリーグ(TL)が12日に全国各地で開幕。秩父宮ラグビー場では東芝―サントリー戦が行われ、東芝が26-19で勝利を手にした。東芝はNO8リーチ・マイケル、サントリーはSH流大、FB松島幸太朗が先発。2万1564人の観客が集まった中、日本代表同士の対決が実現し、リーチは両選手からタックルが「強くない」といじられる一幕もあった。
リーチは松島の「変なポーズ」に苦戦? 流「一回倒したので僕の勝ち」
国内最高峰のラグビーリーグ、ジャパン・ラグビー・トップリーグ(TL)が12日に全国各地で開幕。秩父宮ラグビー場では東芝―サントリー戦が行われ、東芝が26-19で勝利を手にした。東芝はNO8リーチ・マイケル、サントリーはSH流大、FB松島幸太朗が先発。2万1564人の観客が集まった中、日本代表同士の対決が実現し、リーチは両選手からタックルが「強くない」といじられる一幕もあった。
日本代表が名を連ねた一戦。軍配が上がったのはリーチ擁する東芝だった。試合後の取材でリーチは2万人が埋め尽くしたスタンドの光景に「僕はトップリーグに来て9年目。初めての光景だった。W杯が決まって10年かけてファンを増やそうとしてきた。今回増やせたことを嬉しく思う」と幸せをかみしめた。
試合後は“場外戦”が勃発した。試合中はリーチが松島にタックルを浴びせる場面も。しかし、松島は「(リーチは)トップリーグに向けて肉体改造をしていると言っていたけど、思ったより強くない。もうちょっと期待していたけど、まだ休みボケがあるのかな」とニヤリ。逆に小兵ながらリーチにタックルした流も「もちろん負けたら悔しいけど」とした上で「(リーチは)いいプレーをしていたけど、僕が一回倒したので僕の勝ちもある(笑)」とプライドを覗かせた。
これを報道陣に伝え聞いたリーチは「チームとして勝ったので何を言われても大丈夫」と堂々と胸を張った。キックオフ前には「松島が変なポーズをしてきた」と“陽動作戦”があったという。「試合に集中しないと、目が合うと笑ってしまう。代表では友達だったけど、しっかり戦った」と勝利で返した。長期間の合宿など日の丸を背負って苦楽をともにしてきただけに、仲間との絆がやや気になったようだ。
W杯の仲間同士の対決が見られるのもトップリーグの魅力の一つ。松島が「どの試合もレベルの高いプレーをしてMVPを狙える位置でいたい」と言えば、リーチも「まずは東芝で優勝に向けていいプレーをしたい。代表へはもう一回、ゼロからのスタート」と火花を散らした。
サントリーは18日の第2節でNTTコム(秩父宮)と、東芝はNTTドコモ(花園)と対戦する。今季は5月9日の最終15節まで16チームによる総当たりのリーグ戦で優勝を争う。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)