イエロー18枚乱発の主審は「帰国させられた」 英紙報道「メッシの願い叶ったようだ」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)はベスト4が出揃った。9日(日本時間10日)の準々決勝では、アルゼンチンがPK戦の末にオランダを撃破。この試合はイエローカードが18枚も出る大荒れの展開となり、アルゼンチンのFWリオネル・メッシが主審に苦言を呈していたが、英紙は「不評な審判がW杯から帰国させられた」と報じている。
アルゼンチン―オランダ戦で18枚ものイエローカードを提示
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)はベスト4が出揃った。9日(日本時間10日)の準々決勝では、アルゼンチンがPK戦の末にオランダを撃破。この試合はイエローカードが18枚も出る大荒れの展開となり、アルゼンチンのFWリオネル・メッシが主審に苦言を呈していたが、英紙は「不評な審判がW杯から帰国させられた」と報じている。
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2-2と延長戦でも決着がつかず、アルゼンチンがPK戦を4-3でものにしたこの試合は、大荒れの展開だった。後半、アルゼンチン選手のラフプレーを巡り、乱闘寸前となるシーンも。ABEMAが中継した試合後のインタビューで、メッシは「審判はあまりにもカードを出しすぎた。観客も見ていると思うが、FIFAがこのようなレフェリングを考えないといけない。このような重要な試合であのような態度は感心しない」とスペイン人主審のアントニオ・マテオ・ラオス氏に苦言を呈していた。
英紙「デイリー・メール」は「リオネル・メッシの願いが叶った!」などと見出しを打った記事で「不評な審判マテウ・ラオスは、アルゼンチン―オランダ戦が彼のカタールW杯のラストゲームになり、帰国させられた」と伝えている。
「彼は信じられない(数の)イエローカードを出した」と指摘している記事では、スペインのラジオ局「COPE」が、ラオス主審が「カタールから帰国」するため、W杯の残り試合で「もう審判を務めることはない」と伝えたとしている。
同紙はラオス主審のレフェリングについて「ラオスのパフォーマンスは両チームともに不評を買っていた。特にアルゼンチンの選手が声を大にしていた」「リオネル・メッシが試合後にラオスの批判を先導していた」と両軍、特にアルゼンチン側が異議を唱えていたことを紹介。「ラオスに準決勝、決勝で審判させないというメッシの願いはFIFAによって叶えられたようだ」とも記している。
(THE ANSWER編集部)