クラブ同僚のクラマーが板倉を語る

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）で、日本は12月1日（日本時間2日）にスペインとのグループリーグ第3戦を迎える。初戦はドイツを2-1で撃破。貢献したDF板倉滉について、ドイツ1部ブンデスリーガで同僚としてプレーするMFクリストフ・クラマーが「本当にありがたいお隣さん」と秘話を明かしている。ドイツ紙が伝えた。

【特集】初代金メダリストが次世代に繋ぐサポートの輪「夢を持ってくれたら」　/　スケートボード・堀米雄斗選手インタビュー（GROWINGへ）

　ドイツ大衆紙「ビルト」は「グラートバッハのスターにまつわる　クラマーがロッカールームの秘密を明かす！」との見出しで記事を掲載。板倉のW杯でのプレーについて「イタクラもコスタリカ戦では最高のパフォーマンスとはいかなかった。ドイツ戦ではグラートバッハの日本人選手（板倉）はずば抜けていて、力強い守備だけでなくアサノの決勝点のアシストも決めていた」と紹介した。

　記事ではドイツ公共放送「ZDF」で解説者を務めるクラマーのコメントも紹介。「日本人はみんなとても感じが良くて親切。コウも好青年だよ。そして本当にいい選手。日本人には屈強という典型的なセンターバックとしてのイメージはないけれど、コウはヘディングに強くてビルトアップも見事。僕はものすごいコウ・イタクラ・ファンだ」と、板倉を称賛している。

　クラブではロッカールームが板倉の隣だという。板倉は入れ替わりで移籍したマティアス・ギンターと同じロッカーを使っているらしく、クラマーは「すごく整理整頓されている。前はマティアス・ギンターだったけど、いっつも何かひっくり返っていて少し困っていた。コウのところはいつもきちんとしていて、それどころか僕のところまできれいにしてくれるんだ。本当にありがたいお隣さんだね」と評価していた。

　記事では「クラマーは、内側靭帯を損傷したイタクラがW杯で最高の状態にあることを喜んだ。後半戦、日本人選手とまた一緒にピッチに立つことができる」とも記されている。