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かなだいにシャッターチャンスが多かった理由 高橋大輔に感じた、いつもと違ったこと

フィギュアスケートの世界国別対抗戦が13日に東京体育館で開幕した。「THE ANSWER」はフォトグラファー・矢口亨氏のフォトコラムを連日掲載。今回は大会初日に行われたアイスダンスのリズムダンス(RD)。村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)は、自己ベストまで1.18点に迫る78.38点で4位だった。

高橋大輔(右)の表情は自信に溢れていて楽しそうに見えた(カメラ=SONY α1、レンズ=FE135mm F1.8GM)【写真:矢口亨】
高橋大輔(右)の表情は自信に溢れていて楽しそうに見えた(カメラ=SONY α1、レンズ=FE135mm F1.8GM)【写真:矢口亨】

フォトグラファー・矢口亨のフィギュア世界国別対抗戦フォトコラム

 フィギュアスケートの世界国別対抗戦が13日に東京体育館で開幕した。「THE ANSWER」はフォトグラファー・矢口亨氏のフォトコラムを連日掲載。今回は大会初日に行われたアイスダンスのリズムダンス(RD)。村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)は、自己ベストまで1.18点に迫る78.38点で4位だった。

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 いつもよりシャッターチャンスが多いと感じた。撮影位置はジャッジスタンドを背にして右のショートサイド。特別変わった場所ではない。いつもと違うのは高橋の表情だった。

 村元の動きをしっかりと目で追いながらも、自信に溢れていて楽しそうに見える。ツイズルでは最高難度のレベル4を獲得した。結成3季目。技術面で安定してきたことにより、高橋の持ち前の表現力が発揮されてきた。

 演技後は女子ショートプログラム(SP)で首位に立った17歳の李海仁(韓国)の滑りに「素晴らしい」と頷きながら注目した。他種目の若手の技術にも貪欲に目を光らせる。37歳のベテランが描く成長曲線はまだまだ勢いを増していきそうだ。

■矢口 亨 / Toru Yaguchi

 フォトグラファー。山形県上山市生まれ。上智大を経て02年に報知新聞社入社。12年ロンドン五輪、21年東京五輪、22年北京五輪などを取材。フィギュアスケートの撮影は19年の世界選手権(埼玉)から。今年2月に退社し、フリーに転身。著書に写真集「羽生結弦2019-2020」「羽生結弦2021-2022」など。

(矢口 亨 / Toru Yaguchi)

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