田中恒成、貫禄3回KOに米リング誌も称賛「2019年を最も圧倒的なパフォーマンス締め」
ボクシングのWBO世界フライ級タイトルマッチは31日、王者・田中恒成(畑中)が同級10位ウラン・トロハツ(中国)を3回2分29秒KOで3度の防衛に成功した。デビューからの連勝を15に伸ばした3階級王者に対し、米専門誌「リング」は「彼としては今年最も圧倒的なパフォーマンス」と評価している。
世界10位の挑戦者に格の違い、3度目の防衛成功
ボクシングのWBO世界フライ級タイトルマッチは31日、王者・田中恒成(畑中)が同級10位ウラン・トロハツ(中国)を3回2分29秒KOで3度の防衛に成功した。デビューからの連勝を15に伸ばした3階級王者に対し、米専門誌「リング」は「彼としては今年最も圧倒的なパフォーマンス」と評価している。
圧巻のラッシュだった。3回、ロープ際にトロハツを追い詰めると、ガードで固めた顔面に鋭いアッパーを3連打。ガードの隙間を通す強烈な一撃で、挑戦者をマットに沈めた。記事では「タナカは活気ある2019年を今年最も圧倒的なパフォーマンスで締めくくった。実力下位の挑戦者トロハツを3回でKOし、WBOフライ級タイトルの今年3度目の防衛を果たした」と評価した。
2019年は3月に田口良一に判定勝ち。7月にジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)を7回TKOで撃破していたが、今回はさらに圧巻のKO劇。目の肥えたリング誌記者をして、最良の内容だったと言わしめた。田中はリング誌独自のランキングでフライ級部門で1位に格付けされている。圧巻のKO劇で2019年を最高の形で締めくくり、さらなるビッグマッチが期待される。
(THE ANSWER編集部)