負傷者続出ウィザーズを勝利に導く立役者 難敵撃破に貢献したベンチの“三銃士”
米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズ・八村塁は30日(日本時間31日)の本拠地ヒート戦を鼠径部の打撲により7戦連続で欠場。エースのブラッドリー・ビールも欠場した試合で、チームは前回対戦で103-112と敗れた同地区首位の相手に、123-105で勝利。今季10勝目を挙げた。
チーム記録となるベンチポイント80点で同地区首位のヒートに勝利
米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズ・八村塁は30日(日本時間31日)の本拠地ヒート戦を鼠径部の打撲により7戦連続で欠場。エースのブラッドリー・ビールも欠場した試合で、チームは前回対戦で103-112と敗れた同地区首位の相手に、123-105で勝利。今季10勝目を挙げた。
八村やビールなど主力選手を怪我で欠くウィザーズがアップセットを演じた。第1クォーター(Q)こそ10点のリードを許したものの、その後はディフェンス、オフェンス両面が機能。最終的には、東カンファレンスで2位につける難敵ヒートを相手に18点差をつけて快勝した。
ウィザーズはこの試合でベンチプレーヤーが、チーム記録となる合計80点を記録。その中でチームをリードしたのはジョーダン・マクレイ、ギャリソン・マシューズ、イシュ・スミスらの“三銃士”だった。マクレイとマシューズは両者ともに前半だけで5本中4本の3Pを沈めるなど20点超え。スミスはスピードを生かしたペネトレイションでペイントを支配。後半だけで13点をマークした。
ヒートのエリック・スポールストラHCも試合後にはマクレイとスミスを称賛。彼らを「ペイントから遠ざけることができなかった」と敗因を語り、特にスミスのドリブル突破が多くの問題をもたらしたことを明かした。
「彼(スミス)は我々の守備隊形が何であろうとペイント内を支配した。そして彼らのシューターは、スミスのペネトレイションから利益を得ていた。それからは雪だるま式に物事が暗転した。彼らは良いオフェンスのシステムを持っている。多くの逆境に立たされていたにもかかわらず、お互いを補完し合ってプレーできる選手がそろっていた」