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井上尚弥が“3冠”に ESPNもドネア戦を「年間最高試合」選出「伝説の11回がきた」

米スポーツ専門局「ESPN」は、11月7日に行われたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝の井上尚弥(大橋)―ノニト・ドネア(フィリピン)戦を「年間最高試合」に選出した。米専門誌「ザ・リング」、1909年創刊の英専門誌「ボクシングニュース」でも同賞を受賞しており、同試合はついに“3冠”に。世界が伝説の名勝負と認めた。

井上尚弥【写真:AP】
井上尚弥【写真:AP】

米誌「ザ・リング」と英誌「ボクシングニュース」に続き3つ目の年間最高試合

 米スポーツ専門局「ESPN」は、11月7日に行われたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝の井上尚弥(大橋)―ノニト・ドネア(フィリピン)戦を「年間最高試合」に選出した。米専門誌「ザ・リング」、1909年創刊の英専門誌「ボクシングニュース」でも同賞を受賞しており、同試合はついに“3冠”に。世界が伝説の名勝負と認めた。

 ESPNでは「ナオヤ・イノウエ対ノニト・ドネアが2019年年間最高試合に。ベストKO試合とベストラウンドは?」の見出しで特集。年間表彰企画で最優秀選手賞にカネロこと4階級制覇王者サウル・アルバレス(メキシコ)を選出していた同局だが、今年のベストバウトにバンタム級頂上決戦を挙げた。

 特集では「最初の2シーズンを通じて、WBSSは4階級に渡り、エリートの格闘家によるエキサイティングで、賭け金の巨大なファイトを供出してきた。しかし、その中で最もエキサイティングで最大の見所は11月7日、日本のさいたまスーパーアリーナで訪れた」と振り返っている。

 名勝負となった理由はドネアの健在ぶりだった。「イノウエ対ドネアはモンスターの戴冠式になると予想されていた。しかし、フィリピンの閃光はイノウエにキャリアで最も厳しい戦いをもたらした」と分析。さらに、レジェンドの一撃がモンスターにとって大きなアクシデントになったことを振り返っている。

「ドネアは2回にクリーンな左フックで右目をカットさせた。試合中に抱え続けることになった問題を引き起こした。イノウエは視界が二重になり、眼窩底と鼻骨を骨折したと語っていた。だが、イノウエは問題を抱えながらも、ドネアに右の拳のよる強打を浴びせ続けた」

 そして終盤に最大の見せ場がやってきた。「伝説の11回がやってきた。左のボディーでドネアを倒すと、流れが一気に変わった。ほとんど仕留めていた」と特集ではこの試合唯一のダウンが生まれた11回を伝説とまで称賛していた。

 各国メディアで年間最高試合と認められたモンスター対フィリピンの閃光。ドネアというレジェンドの存在も相まって、2019年に井上がまたしても勲章を手にした。

(THE ANSWER編集部)


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