樋口新葉「タイツがビショビショに…」 ハプニング動じず、「心」に成長の跡
フィギュアスケートのロンバルディア杯(イタリア・ベルガモ)は15日(日本時間16日)、女子フリーでショートプログラム(SP)1位の樋口新葉(日本橋女学館高)は143.37点をマークし、自己ベストの合計217.63点で2位に入った。演技直前の練習で転倒し、衣装が濡れてしまうというハプニングがありながら動じず。「どうなってもいいやくらいの気持ちで。打たれ強かった」と「心」の成長の跡を語った。
樋口新葉【写真:giacomello foto】
ロンバルディア杯、自己ベストで2位…演技直前に転倒も「どうなってもいいや」
フィギュアスケートのロンバルディア杯(イタリア・ベルガモ)は15日(日本時間16日)、女子フリーでショートプログラム(SP)1位の樋口新葉(日本橋女学館高)は143.37点をマークし、自己ベストの合計217.63点で2位に入った。演技直前の練習で転倒し、衣装が濡れてしまうというハプニングがありながら動じず。「どうなってもいいやくらいの気持ちで。打たれ強かった」と「心」の成長の跡を語った。
樋口は安定したジャンプで着実に伸ばした。昨季の世界ジュニア選手権優勝のアリーナ・ザギトワ(ロシア)に218.46点で逆転優勝こそ許したが、合計217.63点は自己ベストをマークしてみせた。
「98点」と自己採点した樋口は「今までの試合からしたら、一番良かったと思うので98点。あとの2点はやっぱり、ショートの3-3の部分と細かいミスというか、もうちょっと上手くできたなっていう部分がある」と今大会の収穫と課題を語った。
ハプニングにも動じなかった。
「本当に始まるまでは、すごく緊張していて、演技直前で転んでしまった」。しかし、そんな場面で精神的な強さを発揮。「タイツがビショビショになって、衣装がちょっと濡れていたんですけど、どうなってもいいやくらいの気持ちで。なので、逆に力が抜けて滑られた。それが、打たれ強かったかなと思う」。集中を欠いてもおかしくない状況で動じなかった成長の跡を振り返った。