未来の桜の戦士がズラリ 明大は有望株揃い、逸材の早大主将… 大学選手権の注目選手
早大の齋藤主将はサンウルブズのスコッド入りを果たした逸材
大阪・東大阪市花園ラグビー場で準々決勝を戦うチームにも、当然U20組は多数いる。第1試合で日大と対戦する早大のSH齋藤直人主将(4年)はすでに日本代表スコッドにも選ばれたことのある逸材。スーパーラグビーのサンウルブズの2020年スコッド入りも決まっている。
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U20代表としても2016年のチャンピオンシップでプレーし、今年のジュニア・ジャパンにもオーバーエイジ組として参加している。
水間氏は、主将を務める齋藤こそ「早稲田が勝ち上がっていくためのキーマン」だと断言する。
「球さばきとスピードとパスの速さ。サポートのコースもいい。あとは、相手チームにとっての脅威になれるかどうか。パスマシーン、サポートだけでは物足りない。キャプテンなのがどうでるか。本人としては、もっといろいろトライしていていきたいけど、チーム全体で80分間戦うということを考えて、押し殺しているのかもしれない」
齋藤主将とハーフ団を形成するSO岸岡智樹(4年)は17年のワールドトロフィー組。また、NO8丸尾崇真(3年)、CTB長田智樹(2年)FB河瀬諒介(2年)は揃って、今年のトロフィーでは主力として活躍した。
また、1年生ながらすでにレギュラーポジションを確保したかっこうのFL相良昌彦は、父親である早大・相良南海夫監督譲りとも言える「とにかく体を張る」プレーぶりで、来季のU20代表の有力株として水間氏も注目するティーンエイジャーだ。
今年こそ、悲願の大学日本一を狙い、第2試合で流経大を迎え撃つ天理大の岡山仙治主将(4年)は昨年のチャンピオンシップ時のU20代表主将。
168センチながら攻守にアグレシッブにプレーし続ける姿はすでに全国区でもあるだろう。
「小さな体を張って、タックルに、ボールキャリーに、責任あるプレーをし続ける。キャプテンシーも申し分ない」と山神氏も絶讃する正しきブレイブ・ブロッサムを体現し続けていると言っていい存在だ。
また、天理大には岡山と一緒に昨年のチャンピオンシップでプレーしたLO/NO8アシベリ・モアラ(2年)、SH藤原忍(3年)、CTBシオサイア・フィフィタ(3年)もいる。
3人と揃って、相手にとっては脅威になる存在だけに、岡山主将以上に初の大学選手権制覇へのキーマンかもしれない。
尚、昨年7月ブラジルで行われた「ワールドラグビーU20トロフィー」で優勝した日本は世界一を争う「ワールドラグビーU20チャンピオンシップ」に昇格。来年は世界トップ12か国の中で戦うことになる。
(出村 謙知 / Kenji Demura)