ザギトワの若すぎる世代交代 年齢制限変更をタラソワ氏提言「15、16歳は別に競技を」
母国で活動休止を報じられていたフィギュアスケートの平昌五輪女王アリーナ・ザギトワ(ロシア)。15日に自身のインスタグラムで活動休止や引退を否定したが、17歳の若さで世代交代を突きつけられている。国内外をにぎわせているなか、名コーチのタチアナ・タラソワ氏はフィギュアスケート界の年齢制限引き上げを提言。ロシアメディア「championat.com」が伝えている。
17歳ザギトワに世代交代の波、タラソワ氏「シニアは17、18歳からにすべき」
母国で活動休止を報じられていたフィギュアスケートの平昌五輪女王アリーナ・ザギトワ(ロシア)。15日に自身のインスタグラムで活動休止や引退を否定したが、17歳の若さで世代交代を突きつけられている。国内外をにぎわせているなか、名コーチのタチアナ・タラソワ氏はフィギュアスケート界の年齢制限引き上げを提言。ロシアメディア「championat.com」が伝えている。
フィギュアスケート界では、15歳のアレクサンドラ・トルソワとアンナ・シェルバコワ、16歳のアリョーナ・コストルナヤというロシアの天才少女3人が台頭。低年齢化が進み、ザギトワは押し出されるように活躍の場を失った。同メディアは「タラソワ氏がフィギュアスケートの年齢制限引き上げに賛成の発言をした」との見出しで報じている。
これまで度々議論されてきた話題。現行の規定では、前年の7月1日時点で15歳になっていればシニアの大会に出られる。しかし、ロシアの重鎮タラソワ氏は年齢制限の設定について「私が思うに、年齢制限を引き上げる必要があります。シニアは17、18歳からにすべきです。中間の年齢である15、16歳は別に競技するべき」と語ったという。
17歳の若さにも関わらず、世代交代の波が押し寄せるザギトワ。タラソワ氏は年齢制限引き上げについて「そうすれば、私たちは全ての人より優勢であるし、それぞれのカテゴリーの試合で勝てるでしょう」と説明。続けて「私たちのスポーツ(フィギュアスケート)は、今より長期にわたるものになるでしょう」と、年齢制限が変わればフィギュアスケートにおける選手寿命がより長くなると説いている。
天才少女たちの出現により、活躍の場を失ったザギトワ。「引退することは、一切考えていません」と引退を否定し、「今もなお、ロシア代表の一員」と競技継続を明言したが、今回の一件はルールに影響を与えるのだろうか。
(THE ANSWER編集部)