八村塁、渡邊雄太と史上初日本人競演で10得点 歴史的1分9秒、マッチアップも実現
米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズの八村塁が14日(日本時間15日)の敵地グリズリーズ戦に開幕24試合連続でスタメン出場。渡邊雄太が途中出場し、NBA史上初の日本人対決が実現した。歴史的な2人の競演時間は1分9秒。出場時間29分の八村は10得点、4リバウンドで8戦連続の2ケタ得点を記録したが、ウィザーズは111-128で今季最多の4連敗を喫した。出場時間7分の渡邊は得点なしで3リバウンドだった。
八村塁VS渡邊雄太、史上初の日本人競演
米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズの八村塁が14日(日本時間15日)の敵地グリズリーズ戦に開幕24試合連続でスタメン出場。渡邊雄太が途中出場し、NBA史上初の日本人対決が実現した。歴史的な2人の競演時間は1分9秒。出場時間29分の八村は10得点、4リバウンドで8戦連続の2ケタ得点を記録したが、ウィザーズは111-128で今季最多の4連敗を喫した。出場時間7分の渡邊は得点なしで3リバウンドだった。
試合会場となったフェデックス・フォーラムに、多くの日本人ファンが見られた試合。今夏のバスケW杯で日本代表としてプレーした2人の侍が相まみえた。試合前には談笑する姿もあった2人。八村は先発、渡邊はベンチスタートとなった。
第1クォーター(Q)序盤にドライブからレイアップを決めた八村は、ゴンザガ大時代のチームメイト、ブランドン・クラークとのマッチアップも実現。八村は4得点を決めたところで2つのパーソナルファウルを犯し、ベンチに下がった。
第2Q残り10分13秒にグリズリーズが渡邊をコートに送り出す。4試合ぶりの出場となった渡邊は3Pを狙うもエアボールに。第2Q残り7分42秒に八村が再びコートに立ち、ついに日本人対決が実現した。マッチアップした場面では、八村がプルアップジャンパーを試みるもリングをかすめて得点には至らなかった。渡邊が残り6分33秒でベンチへ。競演した間に2人から得点は生まれなかったが、1分9秒の歴史的な時間が生まれた。
徐々にグリズリーズが差を広げる中、八村は今季初めて左コーナーから3Pを成功させた。さらに、強引なドライブからゴール下を攻めフリースローを獲得するなど、オフェンスで貢献。しかし、ウィザーズはこの日もディフェンスが機能しない。前半だけで69点を許し15点を追いかける展開で前半を折り返した。
第3Q残り5分46秒にプルアップジャンパーを沈めた八村は、8戦連続の2ケタ得点。しかし、ウィザーズは追い上げを試みたが、好調のデイビズ・ベルターンズが厳しいディフェンスを受けて3Pシュートを沈められず。反対にグリズリーズにリードを広げられ、84-104の20点差で最終Qに突入した。
最終Qは八村がベンチに下がった後に、渡邊が出場。こぼれ球に体を張って飛びつくなど奮闘した。結局、ウィザーズは追いつくことができず、史上初となった日本人の競演は渡邊のグリズリーズに軍配が上がった。
(THE ANSWER編集部)