【名珍場面2019】「日本の旅はなんて素晴らしかったか」 失意のアイルランド司会者が綴った“日本愛”
12月を迎え、様々な競技で盛り上がりを見せたスポーツ界を連日、振り返る「名珍場面2019」。今回は11月のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会でアイルランド公共放送の人気女性司会者が発信した粋なメッセージ。無念の8強敗退で帰国する際、滞在中の思い出を振り返る写真とともに記した日本への思いとは――。
「スポーツ界の名珍場面総集編」―11月のラグビーW杯で日本文化の虜に
12月を迎え、様々な競技で盛り上がりを見せたスポーツ界を連日、振り返る「名珍場面2019」。今回は11月のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会でアイルランド公共放送の人気女性司会者が発信した粋なメッセージ。無念の8強敗退で帰国する際、滞在中の思い出を振り返る写真とともに記した日本への思いとは――。
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1か月に渡るラグビー強国の戦いを日本から発信したのはアイルランド公共放送「RTEスポーツ」で司会を務めるジャッキー・ハーリーさん。準々決勝でニュージーランドに敗れ、敗退が決まった後、自身のツイッターでは9枚の“思い出写真”を公開した。
歌舞伎メークの日本人ファンと撮った記念写真を中心に、飲食店で瓶ビールでお酒を楽しんだり、東京タワーをバックに公道をカートで走ったり……。ピッチ上で戦う選手たちももちろんのこと、印象的なシーンを公開するとともに、日本愛をつづった。
「ラグビーは私たちの思うようにいかなかった」と失意の思いを明かしたハーリーさん。「それでも、日本の旅はなんて素晴らしいものだったか。ファンタスティックな人々、アメージングなカルチャー。また戻ってきます」と日の丸の絵文字を2つ重ね、大会期間中に触れ合った日本の人々と文化を称賛した。
大会開幕時には世界ランク1位で優勝候補と評価されたアイルランド。9月28日の「静岡の奇跡」と呼ばれた日本戦で、よもやの12-19で黒星を味わい、A組2位通過に。19日の準々決勝で3連覇を狙うニュージーランドに14-46で敗れたが、ハーリーさんにとっては日本で思い出深い時間が過ごせたようだった。
来日した海外メディアが日本文化を次々に発信し、話題を集めていた今大会。チームとともに帰国したアイルランド報道陣も日本愛に目覚めた様子だった。こうした成功は将来、ラグビーW杯を再び、日本に招致する際の大きな原動力となることだろう。
(THE ANSWER編集部)