遠藤&渡辺が日本勢対決で白星発進 「結婚記念日なので負けられなかった」
厳しいグループにも遠藤は「楽しみしかない」
遠藤/渡辺は、無理な攻撃を仕掛けずに守備的なラリーの中で相手を攻略した。遠藤は「相手が少し硬い印象だった。第1ゲームの終盤は危なかったけど、いつもなら低く球を落とそうとしてしまうところでも、落ち着いて高い球を上げられたのが良かった。低い展開に付き合ったら、100パーセント勝ち目はない」と相手を誘うラリーに手応えを得ていた。
五輪出場権獲得レースは、来年4月末まで続き、来年4月30日に更新される世界ランキングで同国から8位以内に2組以上が入っていれば、最大2組が五輪に出場できる。10日に更新された世界ランクを見ると、園田/嘉村が4位、遠藤/渡辺が6位。今大会には7位の台湾ペアや、12位のマレーシアペアも出場しており、相手より多いポイントを稼ぐために、4強入りしたいところ。
厳しい組み合わせのグループだが、遠藤は「勝っても負けても、これだけ豪華なメンバーと3試合はできる。楽しみしかない。1つでも多く上がっていけるように頑張りたい」と話した。翌日以降は世界ランク1位と3位が相手となるが、愛の力でライバル対決を制した勢いを持って世界の強豪を打ち破りにいく。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)