ネリ、ついにWBCランキングからも除外 1位からランク外に、ドネアが4位から昇格
ボクシングのWBCが11日、最新の世界ランキングを更新。バンタム級では1位でシルバー王者だったルイス・ネリ(メキシコ)をランキングから除外した。
40位までのランキングに名前はなし、ロドリゲスは3位のまま
ボクシングのWBCが11日、最新の世界ランキングを更新。バンタム級では1位でシルバー王者だったルイス・ネリ(メキシコ)をランキングから除外した。
元WBC王者・山中慎介との2度のタイトルマッチでドーピング違反と体重超過を犯し、タイトルを剥奪されていたネリ。先月予定されていたエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦の前日計量で体重を1ポンド(450グラム)オーバーしたが、再計量を放棄。ロドリゲスに金銭交渉を持ちかけたが、拒否されていた。
WBCのマウリシオ・スライマン会長は「努力すらしないのは人としてありえない」と激怒していたが、WBC公式サイトの発表した最新版のランキングでは更なる厳罰が待っていた。
前回発表のWBCバンタム級1位で、シルバー王者だったはずのネリの名前が消えた。40位までに名前はなく、ランキングから除外となった。ネリに代わる1位には元5階級王者ノニト・ドネア(フィリピン)が4位からランクアップした。ドネアには指名挑戦権が与えられることが決まっている。
ロドリゲスは3位。ウーバーリに負けた井上拓真(大橋)は6位、比嘉大吾(白井・具志堅)が7位に名を連ねている。
ネリのトレーナーで、6階級制覇王者マニー・パッキャオのチーフトレーナーを務めるフレディ・ローチ氏はスーパーバンタム級に昇格し、再起戦を戦う方針を明らかにしていたが、スーパーバンタム級のランキングにもネリの名前はなかった。
(THE ANSWER編集部)