ザギトワ、女王復権へ 天才3人娘に勝つために…露の識者が提言「練習で4回転習得を」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルの女子はアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が世界最高の合計得点で優勝。エテリ・トゥトベリーゼ氏の教え子3人で表彰台を独占したが、同門の平昌五輪女王アリーナ・ザギトワ(ロシア)はよもやの最下位に終わった。敗因として「体形変化」も挙げられる中で、ソルトレイクシティ五輪アイスダンス銀メダリストで現在は振付師として活躍するロシアのイリヤ・アベルブフ氏は4回転ジャンプの習得を提唱している。ロシアの日刊紙が報じている。
GPファイナルでよもやの最下位、復権へ向けてアベルブフ氏がジャンプ習得を提唱
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルの女子はアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が世界最高の合計得点で優勝。エテリ・トゥトベリーゼ氏の教え子3人で表彰台を独占したが、同門の平昌五輪女王アリーナ・ザギトワ(ロシア)はよもやの最下位に終わった。敗因として「体形変化」も挙げられる中で、ソルトレイクシティ五輪アイスダンス銀メダリストで現在は振付師として活躍するロシアのイリヤ・アベルブフ氏は4回転ジャンプの習得を提唱している。ロシアの日刊紙が報じている。
かつての絶対女王の面影はなかった。ショートプログラム(SP)こそノーミス演技で2位につけたが、フリーで回転不足を連発し、まさかの最下位に沈んだザギトワ。表彰台を金メダルのアリョーナ・コストルナヤ、2位のアンナ・シェルバコワ、3位のアレクサンドラ・トルソワと同門の後輩3人が占めたのとは、対照的な結果となった。
月末のロシア選手権(25日開幕)では、再び“3人娘”と同じリンクに上がるザギトワについて、母国の識者は復権への道筋を示している。
ロシア紙「コムソモリスカヤ・プラウダ」は「ザギトワはとにかく練習を重ねて4回転ジャンプを習得しないといけない」というアベルブフ氏の提言を見出しにとって報じ、GPファイナルの結果をレポートしている。
記事ではロシアの3人娘と、ザギトワとの対照的な結果について伝えた上で、「昨シーズンの世界選手権で優勝した五輪女王のアリーナ・ザギトワは同じグループで練習している“後輩”たちの後に演技し、多くのミスをした結果、最下位である6位に終わった」と続けている。