「東京五輪と、その先へ」 国内外470人参加、ハイパフォーマンススポーツ会議とは
HPSCが果たすべき役割についてセッション、2日間に渡るカンファレンスは閉会
カンファレンスのクロージングセミナーとなった『東京2020、そしてその先へ』では、英国スポーツ研究所(EIS)所長のナイジェル・ウォーカー氏、元ブラジルオリンピック委員会(COB)のグスタボ・ハラダ氏、そしてHPSCのメディカル、コンディショニング、トレーニングの研究者・専門家が、HPSCが果たすべき役割についてセッション。「すでにEISは18か月前から、24年、28年のパリ大会、ロス大会の準備をしている。これが世界のスタンダードだ。我々はそこと競い合い、アスリートのための環境を整えられるプロフェッショナルになっていかなくてはならない。今回のカンファレンスで(ナイジェル氏やグスタボ氏に)それを教えられた」。司会を務めた久木留毅HPSC国立スポーツ科学センター・センター長の言葉で、カンファレンスは閉会した。
「ハイパフォーマンススポーツセンターの活動を充実させ、広げていくためには、各地域のスポーツセンターや大学、そして企業との連携とネットワーク化が欠かせない。年1回のカンファレンスは連携を深める機会であることを願う」とHPSC。今後もハイパフォーマンススポーツの拠点として、世界基準の情報を発信し、東京オリンピックの先も続く日本スポーツ界の挑戦と発展を支えていく。
(THE ANSWER編集部)