最も“女性の滑り”をしているのは誰？　ブッテルスカヤ氏の見解は…

　その上でシェルバコワ、トルソワの演技についても触れながら、聞き手から「3人それぞれが自分の切り札を持っていました。しかし、そのうちの誰が一番、“女性の滑り”に当てはまりますか？」との質問を受けると、ブッテルスカヤ氏は「それはアリョーナ・コストルナヤです」と断言した。

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「私は、彼女がジュニアからシニアのリンクに出てきてばかりで“おばさんたち”と競い合っているのを好意的に見ています。それでいて、彼女は未成熟には見えません。彼女はとても素晴らしく見えますし、これからもっと良くなるでしょう」と評価。さらに、コストルナヤが一番高いポテンシャルを感じているかについては首を横に振った。

「いいえ、それを言うのは難しいです。もし、トルソワを例にして彼女が自分の5本の4回転ジャンプに情緒性や芸術的才能を付け足すことができたら、現実離れした点数を獲得することができます。すべての人がこれらのエレメンツがとても高い点数で、サーシャが試みを恐れないことを知っています。

　例えば、SPで彼女はまだ（実戦で投入するほど）十分に準備できていない3回転アクセルを跳びました。彼女はとにかく恐れずにトライしました。ええ、シェルバコワも追いついてくるでしょう。彼女は今のところは十分に成熟しているように見せませんが、彼女を見るのはとても心地良いです」

　このように語り、他の2人も今後の成長次第では脅威になると述べたブッテルスカヤ氏。年末のロシア選手権で再び相まみえることになるが、その舞台ではどんな戦いが繰り広げられるのか。ザギトワ、メドベージェワ、トゥクタミシェワら先輩選手も交えたハイレベル決戦は見ものとなりそうだ。