【名珍場面2019】ウェールズ、北九州に捧ぐ“感謝の全面広告”掲載で話題「感動のメッセージ」
12月を迎え、様々な競技で盛り上がりを見せたスポーツ界を連日、振り返る「名珍場面2019」。ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で4位に入ったウェールズ代表が大会後に事前キャンプ地の福岡の地元紙に掲載した全面広告。「北九州は私たちウェールズ国民にとって、特別な場所になりました」と感謝を示し、「粋だよね」「最後に感動のメッセージ。泣けます」とファンに反響を呼んだ。
「スポーツ界の名珍場面総集編」―11月にラグビーW杯で話題を呼んだ全面広告
12月を迎え、様々な競技で盛り上がりを見せたスポーツ界を連日、振り返る「名珍場面2019」。ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で4位に入ったウェールズ代表が大会後に事前キャンプ地の福岡の地元紙に掲載した全面広告。「北九州は私たちウェールズ国民にとって、特別な場所になりました」と感謝を示し、「粋だよね」「最後に感動のメッセージ。泣けます」とファンに反響を呼んだ。
温かいサポートをしてくれた北九州の人たちに粋なメッセージだ。11月2日、3位決定戦から一夜明け、ウェールズ代表ツイッターは1枚の画像を公開した。ウェールズを応援するファンや選手と交流するファンの様子など、28枚の写真が敷き詰められ、全体をウェールズカラーの赤に加工。その上で「北九州市民のみなさまへ」と記し、8行に渡る言葉が添えた。
「みなさまのサポート、そして素晴らしいおもてなしを頂いたこと、心より御礼申し上げます。2年間に及ぶ交流を通じて、北九州は私たちウェールズ国民にとって、特別な場所になりました」などと思いを尽くしたメッセージを記述。「WRU ウェールズラグビー協会より」と締めくくられていた。
この1枚はツイッターのみならず、意外な場所に展開された。北九州市国際スポーツ大会推進室の公式アカウント「City of Kitakyushu」はこの日の福岡県内の地元紙に全面広告として掲載されたことを紹介。「ただ一言 ありがとう DIOLCH THANK YOU」と3つの言葉で感謝を記した。投稿には「粋だよね」「最後に感動のメッセージ。泣けます」などの声が寄せられた。
北九州は事前キャンプ地として大会前に調整を積み、交流イベントには1万5000人のファンが集結。客席の少女たちがウェールズのアンセムを合唱するという演出も見せ、母国で反響を呼んだ。CTBパークスは大会中に英公共放送「BBC」で記したコラムで「人々は本当に素敵だった。あまりに礼儀正しくて、いつでもお辞儀をしてくれる」と北九州の人々に感銘を受けたと明かした。
今大会は日本と出場各国が各地で交流を図り、多くの触れ合いが生まれた。大会こそ終わったが、ウェールズと北九州で結ばれた絆は今後もつながっていくだろう。
(THE ANSWER編集部)